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教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全(大前研一)を読んで

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こういった本を読むと、自分の中に二つの感情が出てきます。一つは「やる気が出る」こと、もう一つは「危機感を持つ」ことです。

 

特に今回の書籍はボリュームも内容密度も申し分ないものになっており、よくこれだけの書籍が書けるものだと感心してしまいます。それだけの勉強をされているのと、書籍にするまでの手間をかけていることを考えるとものすごいことだと思います。

 

part1では「21世紀企業の勝ち組みパターン」として「モノ・ヒトを抱えずに、客を掴む」方法を述べています。part2ではたくさんのケーススタディの中から「もし、あたなた経営者ならば」という視点で具体的な企業を例として、取り上げています。

 

面白いのは、ケーススタディに出ている企業が、必ずしも勝ち組の企業とは捉えられていないところです。例えば、イオン、しまむらドンキホーテ、メルカリ、ヤマサ醤油などの企業はどこも有名で、勝ち組とされそうですが、経営の抜本的な改革や、海外展開の必要性など、ディスラプティブ・イノベーション、つまり破壊的な改革が必要だと述べます。

 

大企業なのに、と思われそうですが、それだけの大企業でも、大きなチャンレンジをしていかないとグローバル化の波にはついていけないということなんですね。

 

うちの近所には少し大きいショッピングモールがあるのですが、そこは店舗の撤退が相次ぎ、かなりさびれた場所になっていました。近所なので、さびれていても本屋さんやフードコートなど利用することもあるのですが、通いながら「もし私がここの経営者だったら…」と日々、考えていました。

 

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やはりショッピングモールという店舗網なので、魅力的なお店が入れば、お客さんは来てくれます。ただ、魅力的なお店と言っても、ショッピングモールのハブ的な存在にならなくてはいけません。そこで私が考えていたベストなテナントは、「スタバ」でした。

 

スタバができれば、主婦たちの憩いの場となります。カフェはその性質上、人がコミュニケーションをとる場となります。特に子供が多い世帯の主婦層が多いので、子連れで来てくれるでしょう。

 

スタバの中に防音設備を備えたボックス型のキッズスペースを作れば、主婦の方は安心しておしゃべりに夢中になれます。そんなストレス解消の場所を作ってあげればいいと思うんです。

 

そのショッピングモールにもともと入っていた本屋さんとコラボしてブックカフェスタイルにすれば、相乗効果も図れます。

 

そんなふうに、自分がもし経営者だったら、という視点を持って考えることがあったので、今回の著書のケーススタディは経営者視点を持つ上で非常に勉強になります。著書では、深く企業の内情を把握し、実践的な視点を持って述べられていたので、とても驚きました。

 

自分ももっと勉強したり、本を読んだりしようと思えるので、非常にモチベーションが上がります。モチベーションを上げるための方法は人それぞれだと思います。映画を見る、お気に入りのカフェでコーヒーを飲む、友達と語り合う、など。ただ、私はそんな方法の一つに読書があります。知恵を学べるだけでなく、モチベーションも上がるので、一石二鳥です。

 

同時に危機感も持つわけです。アジアでも日本は成長が止まっています。規制ばかり作り、イノベーションも起こりません。もはや政府主導では柔軟に動けない。そんな時代に経済を動かすには、新しいことにどんどん挑戦するイノベーティブな企業か、強い個人が活躍しなくてはいけません。

 

これからは幾つかの企業で複業的に働きながらも、力を強めていける個人がどれだけ増えるかが、経済発展、地域発展のチャンスとなりえます。

 

とにかくまずは世界を知ること。そして日本を知ることです。それらを知ってから初めて自分が、ひいては自分たちが何をすべきなのかが見えてきます。

完全無双(西村博之著)を読んで

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ランニングコストを上げない」

 

 今の世の中はモノで溢れています。一生懸命働いてそういったモノで部屋を埋め尽くしている人が多いですが、一方でミニマリストと呼ばれるくらいほど、モノが少ない中で生活をされている方もいる。

 

幸せを感じる際に、モノや贅沢に頼っている場合は要注意です。生活水準をあげたり、お金があってこその生活をしていると、強制的に働く時間が増えたり、収入が減った時に生活水準を下げざるをえないことになってしまいます。

 

そういった生活費のことをランニングコストを言いますが、これはできるだけ切り詰めた方がいいと思うんです。モノが少なくても、心が豊かであることを目指すべきです。

 

趣味であれば、高級バッグを揃えるよりも、読書をして、感じたことをブログに書く。ディズニーランドに行くよりも、近くの公園に行って絵を描く、などお金をかけずに幸せを感じる方法はいくらでもあるはずです。

 

ランニングコストを最小限に抑えられれば、貯金もたくさんできるので、いざというときに仕事を休んだり、転職や起業をする時の活動資金に活用できます。人はどうしてもランニングコストが高くなりがちなので、体調を壊してしまうほど仕事に縛られてしまいます。しかも、生活のために、と仕事がやめられなくなってしまう。

コストを抑えながらも、日々、幸せを感じられるような生き方をしていきたいですね。

 

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「平均的で常識的だと、みんな仲良く落ちていく」

 

 

日本人によく当てはまる生き方ですね。会社勤めをしていると、集団意識が働くのか、会社のために尽くさなくてはいけないという意識を持ち、会社と一緒に自分も落ちてしまいます。

 

しかし、これからは個人が強くなっていく時代であり、自分にメリットがないのに落ち目の会社に属す必要はありません。この会社やばいな、と感じたら、会社から離れることを考えた方がいいと思うんです。

 

逆に、会社にしがみついているような人も同じです。自分の仕事が会社と社会に生産性をもたらせていないと思うのであれば、自分の足で歩いていけるように勉強をしたり、自己研鑽をしていかなくてはこれからの社会で生き延びていくことはできません。

 

そして、それはみんなと同じではダメなのです。それでは競争が激しくなるばかりで、自分だけの何かを生み出すことはできません。

 

著者の西村博之さんは「ワンチャンをねらえ」と述べています。世の中には、無料で始められるようなツールが揃っているのだから、とりあえずやってみればいいとのことです。

 

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確かに漫画家になりたいと思えば、ツイッターで広めていれば誰かの目に止まるかもしれません。歌やおしゃべりが好きなら、ユーチューブに投稿しているうちにPV数が増えて、商売の域に達するかもしれません。日記をつけるのが趣味な人は、ノートからブログに変えるだけで、多くの人からコメントや「いいね」がもらえてビジネスチャンスにつながるかもしれないのです。

 

ワンチャンを狙って、何でもとにかくやっておくことが大切になるんですね。そのためにも暇な時間を作るようにする。会社に12時間も縛られて、土日返上で働いていたら、そんなことをする余裕も、暇も生まれません。

 

成功する人の多くは、はじめお金よりも先に大量の時間を生み出し、好きなことや得意なことの延長から結果的にお金を生み出している場合が多いです。

 

繰り返しますが、これからは個人が強くなっていく時代です。平均的で、みんなと同じようなことばかりしている人は淘汰されてしまいます。自分の心に素直になって、得意や好きの延長で、自分にしかできないことを仕事にする。そのためのスキルを時代に合わせて取得し続ける。

 

今は、そんな時代に入っています。

 

迷路の攻略:入り口、出口、分岐点と読書

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迷路ってどうやって進みますか?

 

普通は入り口から入ります。そこから勘を頼りに進むのですが、たいてい自分の勘ではうまくいきません。行き止まりになって、引き返し、「あ、この道は違うんだな」と理解して、別の道を探します。

 

これは時間がかかりますが、自分の経験値になっていきますよね。これを繰り返していけば、迷路の出口にたどり着けるようになっています。

 

子供の場合は、出口までの道のりは単純です。さすがに一発ではないかもしれませんが、数回間違えて経験を積むことであっという間に出口にたどり着きます。

 

これが大人になってくるとより複雑になってくるのです。ただ、いろいろな迷路を経験してきているので、ある程度はクリアすることができます。しかし、大人の中には、他の大人よりも早く、かつ賢く迷路をクリアする大人もいるのです。

 

早く賢く迷路をクリアするのはどんな人なのでしょうか?実はみんなと能力はさして変わりません。ただ、賢い道具と考え方を持っています。道具とは「攻略マップ」です。

 

ずるいですよね。攻略マップさえ持っていれば、迷路の途中で迷うこともなければ、落とし穴に落ちることもなくゴールまでスムーズにたどり着くことができます。

 

攻略マップとは、私たちの生活でいうです。本を読めば、過去に多くを経験した人から、迷路の攻略法を教えてもらい、最短の道を歩むことができるんです。こんなに便利なものはありません。

 

では、そんなに便利なものがあるのに、なぜ読まない人がいるのか?

 

面倒くさいんですよね。攻略マップ、つまり本を読むのが面倒くさくて、自分の勘を頼りに歩いて行ってしまう。だから人より多くの壁に当たったり、どうすればいいのかわからなくなってしまったりする。

 

ただ、中には自分の勘で進める人もまれにいます。ご本人に直接会って話を聞いたことがあるわけではありませんが、イチローのような類い稀ない才能をお持ちの方の場合は、本を読むのではなく、我流を生み出したのではないかと思います。

 

しかし、99%の人はそんな才能や勘は持っていません。自分の足で歩きながらも、本をしっかり読んでいる人が、複雑な迷路をクリアしていけるのです。

 

しかし、本をしっかり読む人の中でも、早く出口にたどり着ける人とそうでない人がいます。

 

スムーズに出口にたどり着ける人は、一度、出口から入り口に進んでみた人なんです。入り口から出口まで進もうとすると、攻略マップを持ってしても、多少は道に迷ったり、壁に当たったりします。

 

入り口から出口までの道筋、道のりのパターンは何百、何千、何万通りもあります。しかし、出口から入り口までの道のりは1通りだけです。これを知っておけば、入り口から出口に向かう時も、その道だけを進んで、迷わずどこにもぶつからず、自分の信じた道(すでに知っている)だけを進めるんです。

 

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なんてずるいんでしょう。テストを受ける前からテストの問題を知っているのと同じことです。しかし、現実社会では、このゴールから逆算してスタートを切れる賢い(ずるい)人間が生き残っているんです。

 

そして、迷路を攻略する上で考えなくてはいけない最も肝心なことがあります。それは、私たちが生活する現実の迷路では、出口が一つではない、ということです。

 

生まれてから大学に入学するくらいまでは、迷路の出口は一つなんです。ただ、本を読んで、勉強して、進み続ければ、誰が決めたのかも知らないたった一つの出口に進めばよかった。

 

でも、社会人になるとそうではありません。世の中には幾つもの出口があります。むしろ、自分で出口を決めることができるんです。そんなバカな。

 

自分で出口が決められる迷路なんて。そんな都合のよい迷路があるのか?あります。それがホンモノの人生です。

 

自分で設定した出口をどんなものにするのか。それも自分で選んでいくのです。お金がたくさんもらえる出口、多くの人と交流できる出口、刺激や興奮が多い出口、安定や安らぎの多い出口、人によって望む出口は異なり、そこまでどうやって進むのかも自分で決められるんです。

 

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そう、人生は自分で好き勝手に決められるんです。もし自分が人に決められた人生を歩んでいると思ったら、それは違います。そういう人生を自分で決めてきただけにすぎません。

 

生まれる環境によって迷路の進み方も変わります。人より出口から遠いと感じて、不平等を感じるかもしれません。子供の頃で言えば、友達よりも勉強ができない、スポーツができない、友達が少ない。そんな悩みを抱えるでしょう。

 

でも、それはどこの誰かもわから合い誰かが勝手に決めた出口に向かって、みんな一緒に進んでいるからそうなるんです。

 

年齢が進むにつれて、迷路の攻略の選択肢は増えます。むしろ、出口を自分で決められるようになるんです。みんな、同じところに出口を設定します。でも、自分がそれを望まないのであれば、自分だけが選ぶ出口を決めましょう。人と違う出口を目指すんです。

 

最後に。

 

ここまで出口までの進み方を書いてきましたが、本当は出口なんてありません。誰かが決めて出口なのか、自分で決めた出口なのかは人次第ですが、その出口に着いた途端に、また次の出口を決めることになります。

 

それは出口ではありません。ただの分岐点なんです。出口だと決めていたのに、たどり着いてみれば、ただの分岐点なのです。「あんなに頑張ったのにこんなもの?」って思ったりするものです。

 

大学受験だってそうですよね。一生懸命、迷路をクリアして出口のつもりで走っていたのに、届いてみれば、実はただの分岐点なんです。そこからまた別の分岐点に向かって進むだけです。

 

人生に勝者と敗者がいるかはわかりませんが、金持ちになる、名声を手に入れる、そんなゴールに人によってたどり着ける人もいれば、たどり着けずに、仕方なく別のゴールを設定する人もいるでしょう。

 

しかし、人生の勝者と呼べる人がいるとしたら、それは迷路そのものを楽しめる人ではないでしょうか。出口に着くまでにどんな経験ができたのか。どんな景色を楽しめたのか。どんな人で出会ってきたのか。一人でいた時。誰かといた時。楽しかった時、辛かった時。いろいろあれど、分岐点に至った時に、今までを振り返って、「人と違ったかもしれない。でも、良い道だった。さあ、この先は?」とワクワクできる人生が最高だと思います。

 

ドラクエを買う人でエンディングを迎えることが楽しみで買う人はあまりいません。冒険そのもの、レベルアップそのものを楽しみたい。ただ、それだけです。

 

オススメの英語学習方法!「外国人と友達になる」編

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何度か英語学習の方法やオススメ教材について記事を書きましたが、方法で触れたことがあるのは、英語を実際に使うこと。つまり、外国人の方と直接会って話をするということです。

 

しかし、直接会うと言っても、街で歩いてる知らない外国人にいきなり話かける勇気なんてない、英会話学校に行く金銭的な余裕などない、など外国人の友達ができない理由はたくさんあると思うのです。

 

そんな中、私が使っているのがConversation Exchangeで、昨日、東京在住の外国人の方と連絡を取り、会ってきました!他にも何人かConversation Exchangeで連絡を取ったり、会った方もいましたが、忙しくなってしまったなどの理由であまり会えない方もいるため、定期的に新しいパートナーを探しています。

 

www.conversationexchange.com

 

そんな中、新しく出会ったのが、エリック(仮名)です。私は千葉県の印西市に住んでいますが、彼は東京にいるので、私が東京まで出向くことになりました。初対面の外国人の方に、「こちらまで来て欲しい」とはなかなか言えませんから。

 

お互いの容姿なども事前にメールでやりとりをしていたため、当日はスムーズに会うことができました。よく行くカフェを案内してくれるということだったので、エリックについていくとサンマルクカフェに到着。アイスコーヒーを頼み(私の分はおごってくれました!)席につきました。

 

Conversation Exchangeはお金を払ってどちらかが教え、どちらかが学ぶものではなく、お金をかけずにお互いが相手に自分の母国語や得意言語を教えるというやり方です。私たちの場合であれば、エリックは英語、私は日本語を教えます。

 

むしろ教えるというよりも、ただ会話を楽しむといった感じです。時々、聞き取れない単語があったりすると、紙にスペルを書いてもらったりするので、語学学習には役に立つわけですが。

 

本当は1時間から1時間半ほどの予定だったのですが、思ったよりも長くなってしまい、結局3時間近くしゃべってしまいました。出会ったばかりなので、自己紹介や趣味の話をしたりと話すことはたくさんあります。

エリックは日本人の奥様がいるらしいのですが、日本にはあまり友達がいないので、Conversation Exchangeを使って新しい友達を常に探しているのだそうです。

 

 

 

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→カフェでの様子

 

日本人の友達を作りたいと思っている外国人の方は多いんですね。旅行で短期的に滞在するだけという方でも、その間に日本人の友達を作って、しかも日本を案内してもらいたいと思っている。

 

もはやただの観光では満足しないわけです。日本の文化を体験したい。そのために日本人の友人を作りたい。そう思っているんです。ただ、日本語を話せないため、英語がある程度話せる日本人と知り合いたいわけですね。

 

日本人の私たちも英語学習のためにも、世界中に友人を作るという意味でも、英語を話す外国人の方とは友達になりたいので、Win-Winの関係です。しかも、Conversation Exchangeは登録費、メールでの連絡、すべて無料です。

 

実際、お互いに母国語を教え合うわけですから、レッスン代はかかりません。お金がかかるのは、カフェのコーヒー代や電車賃などの交通費くらいです。

 

動画学習を使った効果的な学習方法など、一人でも楽しみながら学べる方法は以前にも紹介しました。それも大切なんです。でも、英語学習で最も大切なのは、「何を伝え合いたいのか」をはっきりさせること、そして「使うこと」です。

 

英語を使うというアウトプットがあるからこそ、頭の英語筋肉が強くなります。英語を話せるようになるためには、使わなくてはダメなんです。

 

使うと言っても、外国人の知り合いなんていないし…との声は多いですが、SNSが活況な今、出会えるためのツールはたくさんあります。私がその中でも、本当に出会うために一番有効だと思っているのが、Converstion Exchageです。興味のある方は、ぜひ一度お試しください♪

www.conversationexchange.com

 

 

 

 

英語学習にはハリーポッターがオススメ!

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前回の記事ではディズニーが題材だったので、どちらかというと子供向きな感じでしたが、今回は大人編です。大人と言っても、ハリーポッターです。正直、もう説明など要らない超有名な映画ですね。

  

私は職業柄、英語に関するたくさんの本を読み、たくさんの映画を見るのですが、あらためてハリーポッターの学習効果が高いと思いました。

 

それは単純に面白いということが一番大きいんです。前回からの繰り返しになりますが、英語は99%の人にとって「英語で楽しむ」以外に上達の道はありません。1%の人は研究者タイプの人です。楽しめなくても、言語研究という形で英語に没頭していけるタイプですね。

 

ハリーポッター昔見たときに、やはりナチュラルスピードは早く、魔法などよけいな専門用語が出てくるために、英語学習には適さないと思っていました。しかし、専門用語の数なんてたかが知れています。

 

ハリーポッターの作品の中で「賢者の石」「秘密の部屋」など比較的序盤の映画に関してはハリーやロン、ハーマイオニー達が幼い子供なので、セリフが聞き取りやすく、簡易な表現が多いので理解しやすい。

 

これはハリーポッターだけに限ったことではありません。ホーム・アローン」やネットフリックスでヒットしたドラマ「ストレンジャー・シングス」などは子供のセリフが多く、聞き取りやすいんです。

 

ハリーポッターでも数多くの子供が登場するので、理解しやすいので英語学習には適しています。

 

しかもハリーポッターはシリーズものなので、映画なのに8本もあります。しかも1本が2時間半前後と一本の上演時間が長いので、長時間英語の音を聞き続けることができます。

 

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以前の記事でオススメ教材として人気ドラマシリーズの「24」を推したことがあります。それもシリーズ化されており、全て見るために膨大な時間がかかることが、長時間学習で英語脳を作ることにぴったりだからです。

 

ちなみにはじめはストーリーを把握するために日本語で見るのが良いと思いますが、2回目以降は英語字幕を選ぶことをオススメします。音と文字が一致してくるとリスニングの力がついてきますし、音読やシャドーウイング(聞こえた音をすぐにそのまま追って発音、音読していく方法)の際にすごく役たちます。

 

ハリーポッターや24以外にも様々な要素で英語の学習に向いた動画教材があるので、こちらのサイトも参考にしてみてください。

 

tabippo.net

  

英語学習にはディズニーがオススメ!「ズートピア」編

英語学習で大変なことは、文法でも、単語でもありません。「楽しめないこと」です。学校に通っていて、英語の授業の時間になり、過去形だ、未来形だ、過去完了だ、と難しい言葉を並べられて、日本語で英語の仕組みを説明される。

 

生徒の中には、「英語なんだから、英語でしゃべらなと身につかないでしょ」と思っている生徒も多いはずです。実際、英語は使わないと身につかないですし、2020年に向けた英語改革では、4技能のバランス重視であり、「話す」「書く」にウエイトを置いたものとなります。

 

ただ、それでも単語力と文法力は欠かせません。この二つのベースがゼロだと、いざしゃべろうと思っても、何も言葉にでてこないからです。

 

大切なのは、4技能のどこにウエイトを置くかではありません。全てを伸ばすことです。というか、英語を使う、楽しむというスタンスでいるなら自然と全ての能力が伸びていってしまうんです。

 

では、いかにして楽しむか。動画学習です。一人での英語学習において最も効果的な方法です。もちろん「中学生が学校のテストで良い点を取る」という目標なら、一番良い方法は「教科書を覚えること」「問題集を解くこと」ですが。

 

ですが、その勉強法を取ってもなかなか頭には残りません。動画学習をして、英語脳にしてしまうことが一番なのです。できるだけ早い年齢が良いでしょう。小さい頃が語学学習に適しているというのは本当です。とにかく耳が良いので、英語の音をどんどん聞かせることに向いています。

 

しかも、動画学習であれば、目で映像と文字から情報を読み取っているので、一石二鳥、三鳥です。子供の頃ほど抵抗なくマネをしたり、音読をしたりするので、四鳥くらいです。

 

ただ、子供にいきなり「英国王のスピーチ」(The King’s Speech:主演、コリン・ファース)では難しい。内容が固いものは控えた方がいい。大人の方でこういったジャンルが好きな方なら良いと思います。

 

子供なら一番良いのはディズニー映画です。特にアニメーションはセリフがゆっくりではっきりと発音するので聞き取りやすいですし、比較的単語も簡単なもおが多いので、覚えやすいんです。

 

おすすめはたくさんあるのですが、今回は「ズートピア」を推します。理由は、学習に適した本があるからです。これです↓

 

この本はスクリプトタイプの本なので、ビデオのセリフがそのまま英語で書かれています。本屋さんにはディズニー本がよく置いてありますが、あくまで英語で物語が語られているものなので、キャラクターの声を聞けるわけではありません。

 

スクリプトタイプであれば、キャラクターの声・セリフをそのまま覚えることができます。ディズニーは歌も多いですが、歌もそのまま英語で書かれているので、英語を覚えるにはちょうど良いんですね。

 

おまけに少し複雑な文については文法や言い回しについての説明がついているので、より理解しやすくなっています。

 

DVDや動画配信などでビデオを見ながら、スクリプトを使って、音読やリスニングの練習をする。これは、学校の英語のテスト勉強の10倍の力がつき、100倍楽しいです。

 

もちろん、大人の方でTOEICのスコアが欲しいという場合であれば、ズートピアを1回見るよりも過去問を解いた方が近道でしょう。しかし、英語学習には膨大な時間がかかり、継続できなければ、絶対に身につきません。

 

毎日、テスト勉強や資格のスコアのための勉強ばかりになってしまうと、英語が味気ないものとなり、学習も続きません。資格取得の目標に向けて学習するのも良いのですが、映画や動画を見て、楽しみながら学ぶといった形も学習スタイルを取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。

 

楽しむに勝る学習法なし!です。

「脳リミットのはずし方」(茂木健一郎著)を読んで(2)

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脳リミットをはずす「利用」と「探索」の両輪を回してみる

 

ここでいう利用とは、「確実なもの」を指します。感情的な「自信」のようなものや、サラリーマンである「安定」なども確実なものとします。一方で探索とは「不確実なもの」です。感情的な「不安」や、起業や今までやったことのないことへの「挑戦」などを指します。

 

著書の茂木さんはこの「利用」と「探索」の両輪をバランス良く回すことが大切だと言います。確かに安定志向が強すぎると何も新しいことが生まれず、むしろ古い価値観に縛られるというリスクが生じます。

 

かといって、確実なものがないのに新しいことに挑戦するということはイコールただの無謀ということにもなりかねません。いくらなんでも貯金が5万円で起業にチャレンジするのは無謀です。

 

例えば、「起業の話であるならば、新卒で就職をして、3年の経験を積み、同時に一定の貯金を貯める。3年あれば節約をしながら200万〜300万は貯まるでしょう。仕事では多少の人脈ができ、仕事のスキルや対人スキルなどを磨いてきたので、自分に自信もついてきました。

 

3年の間に自分が起業してどういった仕事をしていきたいのか、構想も練ってきました。会社の上司や人事には引き止められはしましたが、気持ちは固まっており、起業に向けて行動した。不安はある。でも、やりたいことがあるなら、行動あるのみ」。

 

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これは一つの「利用」と「探索」のバランスが取れた状態です。最低限のやるべきこと、準備、計画をしたら、探索という行動に出る。不安も探索の一つです。会社にぶら下がるのではなく、自分の足で歩いていく決断をしたのです。

 

これができない人が多い。特に起業の場合はそうです。家族を持った場合などはより一層、守りに入りがちなため、新しい挑戦ができません。

 

先ほどの例で言うなら、結婚や家族を持つのは、起業をした「後」の方が良いと言えます。例えば30歳で結婚をしたいと考えたとして、もし、起業をしたのが26歳なら、起業家として3〜4年ほどキャリアを積んでいる状態で結婚ということになります。

 

それならば、起業家としての自信や安定もあるかもしれません。起業家続けていくことを家族に説得することも難しくはないでしょう。逆に、サラリーマンをしていて、家族やマイホームなどをを持った後に起業をしようと思ったら大変です。

 

家族からすれば、安定がなくなってしまう可能性があるわけです。「ローン返済はどうするの?」「子供の学費は?」などと言われると、起業することをためらってしまうでしょう。

 

家族を荷物というと語弊があるかもしれませんが、ある意味での制約ではあります。一人の時なら身軽に挑戦できたことが、家族を持つことでハードルが高くなってしまうんです。

 

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もし、それらのスタートを切る前であるならば、まずは「利用」、つまり「身軽さ」を使って「探求」すること。つまり起業してしまうことです。家族を持ったとしても、家族になる時点で、将来は起業をするつもりであることを「事前」に相談できていれば、家族も受け取り方が変わるはずです。

 

つまり人生を考える上での、順番、優先順位、計画が大切になってきます。それがしっかりしていれば、「利用」できるわけです。それから「探索」することができます。

 

お年寄りの方々に、「人生で後悔していることは?」とたずねると、一番多い答えが、「もっと挑戦しておけばよかった」なのだそうです。お年寄りになってから挑戦できることもたくさんあると思いますが、若い時にしか挑戦できないこともたくさんあります。

 

後悔しないように生きていきたいですね!