映画「マイインターン」の魅力（ネタバレなし）

映画を見始めて5分で独特の雰囲気に引き込まれ、15分で夢中になり、気がつくと映画が終わっている。ロバートデニーロ、アンハサウェイ主演のマイインターン（英：The Intern）はそんな映画です。

基本的にナンシーマイヤーズの作品は独特の雰囲気というか、テンポがある。軽やかなBGMと共に5〜10分で次のシーンに進んでいき、重いシーンが少ないので、見ていて疲れない。それは同じくナンシーマイヤーズが手がけたホリデイや恋するベーカリーなどでも同じ印象を持ちます。

アクションやサスペンスのジャンルではないので、ものすごい事件が起こるわけでもなく、宇宙人が地球を攻めてくるわけでもありません。仕事、家族、恋愛、仲間などの人の生きがいの部分を上手に描いています。

設定として特にオリジナリティーを出しているのが、ロバートデニーロ（役名：ベン）が70歳のインターンを演じているところ。普通はインターンといえば学生のイメージですが、そんな既成概念を取り除き、生きがいを追い求めて行動するベンの姿がとてもかっこいい。

一方で、アンハサウェイ演じるジュールズは若くしてアパレルで起業をした若手社長。夫も子供もいながら、バリバリ仕事をするジュールズの姿に憧れを持つ女性は多いはず。プラダを着た悪魔でもそうですが、アンハサウェイはとにかく色々な映画で女性の憧れ像を作るのがうまい。

見ていて元気になる映画、という意味で僕の中では、今までの映画の中でSをつけた作品です。僕の中での勝手な解釈なんですが。簡単に言うと星5つです。ホリデイはAで星4つです。

マイインターン　★★★★★ (S)

ホリデイ　★★★★☆ (A)

魔法にかけられて　★★★★★ (S)

ベイマックス　★★★★☆ (A)

洋画ではこんな感じでしょうか。他にもA以上の作品はありますが、これくらいに。B、C、D、Eの作品はたくさんありますが、A以上の作品は滅多にありません。30本に1本くらいでしょうか。

ちなみに、この4つを選んだ基準の中に、「英語学習に役立つ映画」要素を入れました。最近では書籍等でも映画を使った英語学習のハウツー本が増えてきましたが、楽しく学べる反面、表現が難しいものも多い。

しかし、この4作品は発音が聞きやすいものが多く、スラングもそこまで多くありません。ディズニーは特に聞き取りやすいです。マイインターンも洋画の中では聞き取りやすいですが、女性陣の話すスピードはなかなか早いところが多いかもしれません。

案外、映画でストレスになってしまうのは、映画選びと、見た後の後悔です。特に社会人になってからだと、仕事などで忙しい中、休みの日を使ったり、スキマ時間を見つけて映画を見ますが、そんな時に自分に合わない作品にあたりたくないですよね。

もちろん僕の好みや主観がみなさんの好みに合うわけではないと思いますが、僕の嗜好に近い方もいるはず。少しでも、そんな方の映画選びの参考になれば！

上の4つの作品のうち、1つでも好きなものがあったら、他の作品を見て欲しい、と思います♪

特にマイインターンは、繰り返しですが、見ていて本当に元気になります。

できれば映画を見たら、感想を誰かとシェアをしたい！そして、何かを変える起爆剤にしたいと考えます。映画やドラマは影響力があります。マイインターンでいえば年齢に関係なくビジネスを始めたり、一度引退をしたのに、やりがい、生きがいを求めて行動をするベンのような姿勢には心を打たれます。

僕も何かと物事を躊躇してしてしまう時もありますが、小さくてもいいから何か行動をするようにしています。以前、記事にも書いたような、転職を繰り返しながら、さらにこれから2年間、保育士になるための専門学校に通うことを決めた友人もいます。

英語が好きで、高校で留学できるような志望校を目指して、中学生の時から英語の勉強に励んでいる子もいます。

しかし、一方で、何をしていいのかわからない方。誰かと関わりを持っていきたいと願いながらも、一歩を踏み出せていない方も多いですよね。そんな時は、とにかく一冊、本を手に取ってみる、映画を一つ見てみる、市役所やコミュニティセンターの張り紙、ポスターを見てみる、など小さいアクションを起こせるはずです。

小さいアクションも、会社も、「起こす」ことができます。マイインターンの中でジュールズは会社を起こしました。それが起業です。ベンは引退したのに、小さな行動を起こしました。

 すごく勇気をもらえる映画です。

見ていない方はぜひ、お試しあれ♪