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イスラエルに学ぶ起業ビジネス

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・スタートアップの盛んなイスラエル

 

イスラエルと言われて、一瞬「どこだっけ…」と思った私。アフリカの右上あたりだったような…。地図で確認。お!合ってた!ということで、まずは場所を把握したところからだった私です。(地理には詳しくなっておかないとな、と反省)

 

イスラエルは経済が発展している国で、特にスタートアップ(起業)が盛んな国として注目を浴びるようになってきました。それだけ聞くとアメリカのシリコンバレーと同じような印象を受けますが、実際は自動運転のカメラやブレーキシステム、メガネ形のウエラブル機器などIoT(ものインターネット:モノとインターネットがつながった機器)関連でのイノベーションが多いのです。

 

アメリカはこれまでどちらかというとフェイスブックやアマゾンなどの「ビジネス」を中心とした分野で成功してきました。しかしイスラエルはどちからというと文字通りのモノ作りをして、そこにネットを繋いでいます。

 

そういう意味では、日本が得意とするモノ作りに共通している部分も多い。自動車が経済を支えている日本は、イスラエルに学ぶところが多いです。ドイツも自動運転の技術をどんどん開発しています。日本はドイツと歴史的にも経済的にも似たところが多いですが、自動運転などの革新で負けるわけにはいかないのです!

 

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・起業家が多いイスラエルから日本は何を学ぶか

 

モノ作りが盛んになっても、あくまでインフラはインターネットです。インターネットの世界でイノベーションを起こすのは、フットワークが軽く、新しい価値観を持って、どんどん挑戦をするような、あらゆる意味で「若い人たち」です。年齢だけの話ではありません。実年齢が50,60歳になっても、心が若いミドルエイジ経営者もたくさんいます。

 

日本も経済発展をするにはインターネットという魔法をどう使いこなしていくのかが大切です。例えるなら「魔法使い」?モノ作りをする人を「戦士」と例えるなら、IoTというモノインターネットを作れるのは「戦士」と「魔法使い」を組み合わせた「魔法剣士」です。イスラエルにはこの魔法剣士的なスタートアップが多いのが特徴です。

 

イスラエルは起業家が多い。それはなぜか。周辺の国と戦争が絶えないイスラエル常に「危機感」を強く持ってきました。現状維持をよしとせず、どんどん挑戦して、どんどん失敗する。そういった姿勢がビジネスの世界にもあらわれていて、ひいては教育のあり方にも出ている。

 

とにかく自分たちで必死に考え、挑戦し、生き延びていく術を考えていく土壌が出来上がっているわけです。もちろんイノベーションも起きやすい。逆に日本はゆったりしています。

 

生き延びることに必死なイスラエルという国は日本から地理的にも遠く、その存在を知らない人も多いですが、日本がのろりくらりとしている間に、世界の新興国は激しくレベルアップをしているのです。

 

日本は「魔法使い」の部分にもしっかり力を入れた方がいい。インターネットを使いこなせれば、世界との交流が図れます。世界の現状と多様な価値観を知れば、今の日本のような教育システム、ビジネスのあり方である必要はないことに気づきます。

 

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そして同時にみんな(他の国)が生き延びるためにレベルアップに必死になっている姿勢にも気づくべきです。

 

既存システムの全部を変える必要はありません。世界と時代に合った日本の「古き良き」システムを残し、イスラエルをはじめ、日本が学ぶべき技術と姿勢を取り込んでいけばいいのです。

 

危機感も持つべきですが、歴史的に経済発展をした日本が新興国のような危機感を持つことに難しい部分はあります。

 

昔にチャンピオンベルトを獲ったのです。やるべきは防衛戦に向けて努力を欠かさないこと、挑戦者がいることを知っておくこと、そして「別のベルト」を取りに行くこと。昔持っていた「挑戦者の意気込み」を忘れないことです。