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教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

大学も企業もインターンシップのシステム化が急務

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大学も企業もインターンシップのシステム化が急務

 

 

早いもの勝ちです。大切なのはホップ、ステップではなく、ジャンプですよ。しかも勢いよく。

 

大学は生き残りをかけて必死です。各大学がしのぎを削って戦い、優秀な学生を集め、優秀な結果を残したい。それならば大学はインターンシップに早急に取り組むべき!?

 

アメリカなら3か月程の就業体験をしたり、短期のプロジェクトに参加できたりします。。イギリスも半年や1年ものインターン制度があります。ドイツだったら10歳くらいで将来を決めて、どんどん職業訓練をします。仕事をしながら学ぶわけです。

 

大学生は4年間もあるのにそれを活かしきれていない。そもそも小中高から大学3年終わりまで15年くらい勉強をするのに、就活が半年ほどで決まるのってそもそもおかしくないですか?しかも半年でやることは情報集め、就職サイトの登録、検索、そして数回の見学や面接です。

 

まさにお見合い結婚ですよ。中にはそんなカップルもいていいと思うんですが、ほとんどの学生がなんで企業とお見合い結婚!?本来なら、何度かデートして、数年付き合って、…この人だ!じゃないのか!?この「付き合う」部分が就活にはすっぽり抜けてしまっています。

 

学生は企業とまずは付き合いたいんです。大学は親であり、仲人です。上手に結んであげましょう。方法としてインターンシップは最適です。

 

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大学は企業との連携を強化する

 

インターンのシステム化をするには、大学は企業との連携を強化する必要があります。何度も足を運び、絶えず連絡を取り、距離感を適度に詰めていかなくてはいけません。それをどこまで徹底できるかが、大学の差別化となります。そこに手を抜けば、他の大学にやられてしまいます。

 

全体ではなく、個へうったえる

 

どこよりもその企業のことを知り、学生に紹介できなくてはいけません。学生を集めて300人相手に全体オリエンテーションばかりするのではなく、300人を個別で1人1人にぴったりな企業を紹介する機会を増やす方が効果的です。

 

そこまでやって初めて学生は大学の本気を知ります。大学を頼ろうと思い、自分も頑張ろうと思える。

 

忙しい企業

 

企業もいろいろです。インターンシップの捉え方もそれぞれで、インターンを数ヶ月行い、積極的に採用につなげたいと考えている企業もあれば、1日体験くらいにして、あとは就活で採用をメインにすると考えるところもあります。

 

企業は忙しいわけです。でも心では優秀な学生をピンポイントで取りたいと思っている。なかなか大変ですが、ミスマッチを防ぐためには、大学との連携を強めたり、インターンのシステムを導入したりする積極性は必要です。

 

AI化が進み、採用に消極的な企業もありますが、まだまだ売り手市場です。企業は変化の多い時代だからこそ、若くて優秀は人が欲しい。欲しいなら動くべきです。大学が大学同士の差別化をしているように、企業もやり方を変え、忙しい、余裕がない、を言い訳にせず、積極的な採用や、インタンーンシップのシステム化をしていかなくてはいけないと思うのです。

 

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インターンシップは教育のあり方にもメスを入れる

 

インターンをすることで学生と企業に接点ができます。そうすると、インターンをすることで企業に入りやすくなる例も増えます。「~企業のインターンや採用に強い~大学」というブランドができあがってくるわけです。高校生からすると大学選びは偏差値選びです。どこの大学が良いかなんて、高校生はわかりません。

 

しかし、インターン制度化が今よりも進めば、高校生から見た時に大学選びの基準となるのです。偏差値がそこそこでも、インターンや採用に強い大学ならば自分の就職像や、将来像も同時に見えてくる。できればそんな動機付けが高校1年生くらいであるといい。

 

自分の将来像が見えていると、学生は自分が何をすればいいのかがハッキリしてきます。何をやりたいのかがハッキリすれば、自分に必要な勉強もわかり、結果的に偏差値も上がってくる。

 

高校1年生にアピールをするのは、やはり大学です。大学は待っていてはダメです。オープンキャンパスに来てくれる高校生にアピールするのではなく、自分から求める学生の多い高校に足を運ぶわけです。

 

そんな流れができれば、子供の勉強のあり方も変わってくるはずです。自分は何がしたいのか。それを達成するためにはどの高校、大学、企業に行くべきか。自分で考えるようになります。

 

大学生活で早いうちからインターンを経験しておくことは、学生と企業のミスマッチを防ぐのみならず、やりたいこともなく漫然と過ごす学生のやる気やモチベーションに火をつけてくれる存在となりますね!