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教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

お金軸ではなく、学ぶ軸で就活をする

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金持ちでも性格が合わない夫を持つと1年で離婚する?

 

就活をしている時に思うのは、「早く内定が欲しい」ということです。そして最も気になるのがその会社のブランドと待遇です。やはり学生は会社が有名なところがいい。安定を得ることができると考えます。そして給料が良ければ大満足です。

 

就活は売り手市場であり、学生は恵まれています。それでもなかなか内定が取れないのは有名企業・大企業を狙うあまり倍率が高いところばかり狙うためです。銀行は安定しているイメージのため人気の業種ですが、機械化やサービス内容の変化が著しく採用を縮小しています。

 

どこに採用が決まるかは運も実力もありますが、企業ブランドで選んでも、ミスマッチですぐにやめてしまう人が多い。3年離職率は相変わらず30%を超えています。大企業に入社しても安定しているわけではないのです。

 

私は会社としては有名なところに就職しました。車の営業をすることになり、車が売れていても売れていなくても一定の給料が支払われ、ボーナスもありました。学生までは外国語を勉強していましたが、直接的にそれを活かせる場所が見つからず、かつ学ぶことを諦めていました。

 

外国語をマスターすることは大変です。社会人になっても学んでいくことは自分にできないだろう、という気持ちが強くなっていました。そんな時に決まった車業界の内定です。

 

しかし、働いて1年もしないうちに会社を辞めたくなりました。ただ言われたことをしている毎日。このままずっと同じ仕事をしているなんて嫌だ!と強く思っていたのです。

 

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そんな時に大学の先生のところに相談に行きました。先生は私の言うことをただただ聞いていてくれましたが、先生からの質問は、「誰か尊敬できる人はいる?」でした。自分の仕事にやりがいを感じたり、成長できているという実感が持てたり、感謝されるなどのいわゆる「承認欲求」というのがありますが、私はこの点を考えずに安易に就職してしまったのです。

 

それから私は外国語を生かし、学びなおしていこうと決め、英会話業界へ転職します。教えることが好きだったので、その後は塾へさらに転職。そして今は自分で好きなように教室を運営したかったため、起業をしました。

 

その大学の先生の一言で私の価値観、人生観、職業観が一変し、学ぶ姿勢で働くことの大切さを知りました。今は私が就活をしていた10年以上前よりも仕事や社会が多様化し、転職や起業がさらに当たり前のものになっています。

 

仕事に夢中になっていれば、お金は後から勝手についてきます。まずはじめにありきなのは仕事に向かう情熱です。「簡単に言うけど…」と言われそうですが、簡単に言います。情熱がなければ仕事を続けることは困難です。定年まで勤めたとしても、情熱がなく自分の仕事に意味を感じられなければ、それは幸せとは言えません。

 

仕事を選ぶ時は、待遇ではなく境遇です。情熱が持てるか。自分の理想像になる人が会社にいるのか。学べる人が多いのか。自分がその仕事をすることで、幸せを感じてくれる人がいるか。社会に価値を提供できるのか。

 

就活をあせる必要はありません。気乗りしないところに内定が決まっても、やめてしまう可能性が高い。大学4年の夏までに内定が取れなくても、卒業するまでに内定が取れなくても全く問題ありません。問題があるのは、周囲に流された就活をしてしまうことです。

 

何よりも自分の心に素直になりましょう。それが後で後悔しない道となります。