孤独が成功の秘訣
孤独が成功の秘訣
精神的に鬱にならないためには二つの能力が必要なんだそうです。それが「一人でいられる能力」と「誰かといられる能力」。当然といえば当然でしょうか。ただ、この二つの能力を持っている人が案外少ないような気もするのです。
孤独になれない人
特に少なくないのが一人になれない人です。習慣が大きいと思うのですが、子供の頃から友達とばかり群れていて、それが大人になっても変わらない人がいます。集団行動が得意とも取れるので、鬱な人はいないように思われがちですが、そこが落とし穴です。
常に誰かといたい人は、常に誰かに寄りかかっている状態です。依存度が強く、周囲に常に誰かがいないと心の空虚感を強く感じてしまう。しかも依存度が高くなりすぎると周囲の人間が離れていってしまうので、より一層の空虚感が強くなります。
一方で、一人でいる時間を楽しめる人もいます。ゲームや読書も一人でしている場合が多いですし、旅行やスポーツでも誰かと一緒ではなく、一人で楽しむ人も多い。最近では一人カラオケも浸透してきました。
こういう人は一人でいることに空虚感を感じていません。むしろ楽しんでいるのです。精神的にも健全ですし、成功者には孤独な人が多いです。読書をして自分を高めたり、一人で考え続ける習慣があるからこそ、成功できるのでしょう。
自分を高めるためには一人でいる時間が欠かせません。常に人と群れていると、周囲の人に流されがちになり、自分で考えようとしなくなります。この自分で考えることをしない人が案外、多いのです。
ちなみに、読書をしたり、セミナーまで足を運んで勉強をする勤勉な人もいるのですが、そこで得られた知識や知恵をさらに自分の中で練ったり、自分なりの解釈をしたりするところまで落とし込む人は少ない。それは一人で考えることをしないからです。読書やただの知識で終わってしまいます。一人で考え続けることで見えてくることが必ずあります。
仲間、親友の存在
一人孤独でいる時間は大切なのですが、誰かといる時間も大切です。孤独でいる人でも24時間ずっと孤独でいる人はほぼいません。家族や友達、職場の人間でも、関わっている人は少なからずいるはずです。
友達とカフェでしゃべっていることが何よりも楽しい人もいるでしょうし、仕事も仲間と切磋琢磨するからこそモチベーションが維持できている人もいます。要は割合とバランスの問題です。
誰かといる時を「仲間」とするなら、孤独:仲間が7:3、3:7というように人によってバランスが変わります。一人でいられない人は孤独:仲間が1:9、いや0.5:9.5くらいかもしれません。逆に孤独を楽しむタイプであれば8:2くらいかもしれません。
大切なことは自分がどの割合でいることが精神衛生的にベストなのかを知ることです。万人共通の割合はありません。人それぞれです。孤独を経験し、集団生活を経験し、少しづつ自分の理想バランスを知っていくのです。
ただおおよそのバランスをつかんだところで、再度自分の孤独仲間バランスをとらえなおす必要があります。無意識になんとなくで近所の友達とばかりつるんでいる時があるのではないでしょうか。それは一見、心地よいバランスをとっているようですが、本当は心の奥にある「何か」が満たされていないのかもしれません。そこに気づくのは一人の時です。
何か新しいことにチャレンジするのも一人の時の方が良い選択ができることも多いです。周囲の誰かにアドバイスを求めたり、誰かと一緒に何かを始めると、その階層(グループ)に染まってしまうというか、何となく似たようなことばかりしがちです。
一人で孤独になり、何かを突き詰めていくことで深いことに辿り着けたり、自分の心の奥の奥にある本当に自分が望むことがわかるようになることもあります。
たまには瞑想してみよう♪