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教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

「世界最高の子育て」を読んで考えたこと

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アメリカのエリート教育は英才教育ではない

 

日本は英才教育が盛んです。親御さんたちはお子さんに小さい頃からたくさんの習い事をさせたり、塾に行かせ、小学校から私立の名門校に入れます。偏差値の高い大学を目指し、目標は東大や京大、早稲田、慶応など一流大学です。

 

もちろん、これらのエリートコースを走り、企業や官庁で活躍し、何千万円もの年収を得ている人も多い。

 

アメリカでも教育が盛んなのは同じでしょう。ただ、日本と違うのは、「自分で考える力」を育てることに焦点を当てているということです。

 

AIの進化、ロボット化が進む中で、人の仕事は機械に奪われていきます。そんな中、オリジナリティーを持って、企業で活躍できる存在、もしくは起業をして、自分でビジネスを開拓できるような存在になるためには、自分で考えて、問題を見つけ、解決していく力が求められます。

 

いくら良い大学を出ていても、これの力が備わっていなければ、仕事がなくて困ってしまう、ということになってしまう時代なのです。

 

大学に入るまでは親や先生に言われるまま、勉強漬けの日々を過ごしていれば一流大学に入ることができ、周囲にも尊敬されてきたかもしれません。しかし、そういった指示待ちの生き方をしてきた人は、社会に出てから、何をしていいのかわからなくなってしまいます。

 

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自分で考える力、と言っても難しく考える必要はありません。例えば、「好きな女の子をデートに誘い、楽しい時間を過ごし、告白してOKをもらう」という場合。これは自分で考える力を鍛えるには最高の課題です。

 

学生は何となく社会人になり、何となく仕事をしていればお金がもらえます。自分の仕事ぶりが、会社や社会にどう価値を与えるかなんて考えなくてもいいのです。

 

でも、デートをするとなると話は別です。好きな子に、自分と一緒に時間を過ごすことでいかに楽しいか、ドキドキできるか、を知ってもらうため、自分のことを好きになってもらうため、自分で考え、行動しなくてはいけないからです。

 

どうしましょうw

 

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どんな方法が考えられるでしょうか?自分に恋愛経験があれば、成功や失敗の中からベストは方法を選べるかもしれません。しかし、経験がないのであれば、学ばなくてはいけない。誰から?いや、何から?

 

親?兄や姉?経験豊富な友達?本?インターネット?自分の持っていない経験と教訓を持つ人や物から、有益な情報を得られるように努力をします。

 

賢い方法を学んだら、あとはそれをそのまま実践するのか。あるいは、自分のオリジナルデートに進化させるのか。自分で考え、実行します。実行したら、結果を踏まえ、反省をします。体験したことを自分の人生の教訓とし、今後に生かすためです。

 

デート一つとっても、このように、自分で考え、行動します。誰かに相談する場合もあるでしょうが、誰に、いつ、どのように相談するのかなどは自分で判断することになるため、考える癖がつきます。

 

自分の子供に考える力をつけてもらうためには、なんでも教えすぎない、ということがあります。ご飯を作る、遊具で遊ぶ、友達との付き合い方、勉強の仕方、そもそも何を勉強するのか、など、日常に自分で考えることは溢れています。

 

学校の勉強の知識を小さい頃からかけ足で身につけることで、良い学校には行けるかもしれません。しかし、それでは自分で考える力を身につけることはできません。

 

知識も大切です。ゲームばかりで勉強を全くしないのでは困る、それは全くその通りです。でも、それよりもさらに大切な思考力を、頭が柔らかい子供の頃に鍛えておくことは、その時にしかできない、もっとも必要なことであると思います。