「マンガでわかる ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」を読んで
最近、本当に増えてきたこの「マンガでわかる」シリーズ。だって、読みやすいんだもの。
もちろん小説など活字だからこその醍醐味はあると思います。でも、世の中には活字ばかりだと頭が痛くなってしまう人もいるんです。そんな人たちが本屋さんで手に取り始めたのが、「マンガでわかるシリーズ」です。
本当の漫画だとビニールという壁が立ちはだかりますが、マンガでわかるシリーズは基本的にジャンルがビジネス本・自己啓発本です。棚も漫画ではなく、ビジネス本の棚に置いてあるのでビニール包装はされておらず、気軽に手にとって読むことができます。
そんなマンガで読むシリーズの中で目に留まったのが、「マンガでわかる ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」です。ビジネス書・自己啓発書で出ていたものがマンガ化され、読みやすくなりました。
マンガ化されていても、ところどころに解説のページが用意されています。と言っても2〜3ページなので、スラスラ読めてしまいます。ここが重要!!
つまり、2〜3ページなら読めてしまうんです。ニンジンが嫌いでも、カレーライスに入っていれば食べてしまうわけです。このバランス感覚が大切です。
この「マンガでわかる ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」ですが、ディズニーでは「落ちたポップコーンを食べられるくらい綺麗にする」という信念で清掃をしているそうです。
確かにディズニーっていつ、何時に行っても綺麗ですよね。何人もカストーディアルの方がいらして、颯爽と清掃をしている。おそらく清掃にかける時間と回数は、群を抜いているのではないでしょうか。
トイレに至っては、常にトイレの中に清掃員の方がいるのではないかと思うくらいの常駐ぶり。トイレが好きなのか!?とツッコんでしまうほどです。
でも、これほどの徹底ぶり、そして清掃に対する捉え方を他の企業は習うべきだと思います。
中には清掃の格好をして、パフォーマンスやダンスをするような方もいらっしゃいます。そのパフォーマンスが面白いので、お客さんがショーやアトラクションではなく、清掃の方を追いかけて行ってしまう結果になることも。
ディズニーは遊園地ではなく、あくまで夢の国なのですね。夢の国にゴミ一つ落ちていてはいけない。私はディズニーに行くと、ショーやアトラクションよりも、丁寧に手入れされている庭や、カストーディアルの方々ばかり見てしまいます。習うべきこと、感心してしまうことが多いからです。
直接ディズニーに行くのも良いのですが、ディズニーの映画をたくさん見ておいたり、関連書籍などを読んでディズニーの知識や歴史、物語を知っておいてから行くのも、楽しみ方の一つだと思います。