ポケモンで考える能力開発〜レベルアップと進化〜
・レベルアップと進化
自分のタイプがわかったら、あとはレベル上げをするだけです。とにかく敵を倒して、倒して、倒しまくる。
タイプが正しくて、レベルが上がってくれば、それに比例して結果も出ますし、成功する確率も高くなります。さらに強い敵も倒せるようになってくる。
ただ、差がついてくるのは、どこかで進化しているかどうか、ということです。ポケモンにはポッポというハト(スズメ?)のポケモンがいますが、自分がポッポだとすると、そのままレベルが上がれば、レベル100のポッポが出来上がります。
めっちゃ弱いですよ。たまにゲームオタクが超弱いモンスターやキャラで全クリをしようとしたりしていますが。(縛りを自分で作って、楽しむ!ある意味、これぞゲーマーという感じもしますが!)
もともと弱いポケモンがレベル100になってもたかが知れています。
しかし、ポッポは途中でピジョンになり、ピジョットになります。進化するんですね。進化するのもポケモンの醍醐味です。
進化すると、進化時に能力が上がるだけでなく、その後レベルが上がるたびに、能力の上がり方が大きくなるんです。同じ1レベルアップでも、ポッポとピジョンでは大きく変わります。
人間の世界ではどうでしょうか。子供の頃は、わかりやすい進化がありました。そう、学校です。
小学校と中学校では学びのスピードもレベルも段違いに変わりますし、高校から大学に変わる、もしくは就職するなど、人生の節目、節目は、進化と言い換えることもできるかもしれません。
しかし、これは年齢と慣習的進化であり、自発的進化ではありません。いつまでたっても会社にぶら下がっている社員は進化どころかレベルアップさえしません。
ある会社でレベルアップを図り(出世も進化といえる)、一定のところまで行ったら転職や起業などをしていくことが進化です。
その一歩を踏み出すかどうかで、成長のスピードも、年収も、自由も大きく変わります。
そう、自由が大きく変わるんです。別に、ポッポのまま、ずっとマサラタウンの近くでポッポとコラッタだけの世界で生きていてもいいんです。めっちゃ平和です。
ですが、基本のレベルだけ上がったら、別の場所に行き、いろんなポケモンと出会い、戦い、勝ち負けを繰り返し、技を覚え、進化していく。
そして、いつか、「そらをとぶ」を覚え、どこにでも自由に行けるようになる。
そうやって、成長していけること、倒せなかった敵も倒せるようになること、世界が広がること。それも、ゲームの大きな醍醐味であり、人間にも当てはまることではないでしょうか。
気がついたらレベル100のポッポなんて、ダサいし弱い。それなら、36レベルのピジョットの方が強いし、たどり着くスピードも速い。
続きはまた今度。では!