新卒就職後、3年で退職、ドイツ留学を経て、大学で授業をする友人
以前、私は大学時代の友人と1年のルームシェアをしたことがあります。
矢沢あいさんのマンガ「ナナ」みたいなイメージです。ただ、こっちは男性2人なので、友人の何人かには、
「気持ち悪い」
「ゲイなの?」
と言われ放題でしたが…。
家賃や光熱費は半分になるし、ご飯も作って一緒に食べるようになったりと、メリットも大きかったので、良い経験でもあるし、試してみてよかったと思っています。
そんな友人のBさんですが、ある日、
「ドイツに留学しようかな」
と言ってきました。
普通は、ドイツ?なぜ?と思うかもしれませんが、私もBさんも大学ではドイツ語を専門にしており、お互い半年以上、ドイツに留学した経験があったので、そこまではびっくりしたわけではありません。でも…
なぜ?
と思う部分はありました。Bさんは一度就職し、2年以上会社勤めをしています。
前に留学したことがあるとはいえ、それは学生時代の話です。なぜ、就職した後、またドイツに行く必要があるのか。
おそらく、「自分の人生、このままでいいのか」という思いがあったのではないか、と思います。
人とコミュニケーションをとるのが好き。ドイツ語を専門にしていた。大学時代に、ディスカッション形式の授業などを受け、楽しかった。大学の先生をしたっていた。
そんなことから、ドイツにもう一度留学し、大学で先生をするための資格を取ろう、と考えた。
でも、それを実行するって大変ですし、世間でよく言われるリスクを背負う、ということですよね。
多少、迷っていた部分はあったようです。そりゃ、迷いますよね。留学するのにお金はかかるし、資格なども取れるかわからない。
大学でドイツ語を教えるための資格って、どれだけ大変なのか。検討もつきません。もし、うまくいかなかった際に、再就職できるかも不透明。不安だらけのはずです。
あれから、7年。今、Bさんは母校を含め、いくつかの大学の授業でドイツ語を教えています。
ホント、すごい。迷いながらも自分で進路を決め、リスクを背負いながらも、自分の道を進んでいる。
昔、ルームシェアをしていた時に、日曜の朝、一緒にアニメ「プリキュア」を見ていた時が信じられません。(笑
マンガ、ナナの中で、二人のナナのうち、ポチの方は、彼氏に会うために、上京。もう一人のナナはバンドの夢を求め、上京。
人と違う道。不安な道。なぜ、そんな行動ができるのか。
やりたいことがあるから。一緒にいたい人がいるから。リスクがあっても、やる。そんな気持ちがあったからでしょうか。