AI時代の「持たない」生活
AI時代の今、いかに賢く、幸せに生きるか。
お金が全てではありません。孫と散歩することが最大の幸せかもしれません。卵かけご飯で最高の幸せを感じる人もいます。
もちろん、ある程度お金があり、高級車や高級時計を求める方もいるでしょう。そこまでではなくても、缶コーヒーが飲めず、少し贅沢なスタバのコーヒーを飲みたい、という方もいるはず。
日本人は終身雇用が長かったので、どうしても安定志向を求めます。起業や転職、副業などが増えてきてはいても、安定収入を求めるので、満員電車にガマンしながらも、会社員をやめられません。
それならば、自分の中の安定志向を利用して、質素でも幸せな生活をすることが、求められるのではないでしょうか。
投資家のウォーレン・バフェットは世界で3番目のお金持ちですが、家は質素で、いまだ60年前に買った家に住んでいます。
車も普通。マックを食べ、コーラを飲み(ある意味、不健康?)、収入に見合った贅沢をしていません。
世界一貧しい大統領のホセ・ムヒカは、収入の9割を寄付するそうです。
人に多くのものを与え、自分は最低限の支出で、最大の幸福を得る。彼らの生き方から、見習うべき点は多いと感じます。
別に収入の9割を寄付する必要はありません。ただ、もし会社員をしているとしたら、
・毎日の労働時間を1時間減らす
・テレビ・ネット・スマホを見る時間を1時間減らす
・読書を1時間増やす
・散歩やスポーツをする
・外食を減らす
・脱コンビニ
・夜いつもより1時間早く寝て、朝30分早く起きる
…など
質素、かつ生産的な時間を増やすように意識し、計画し、行動します。収入は変わりませんし、1日が24時間なのは変わりません。
しかし、小さい質素と意識の変化で、毎日の充実感と幸福感は大きく変わるはずです。
以前の記事で、家、車、子供、ペットはコストがかかるので、やめてもいい、ということを書きましたが、人によって幸せは違うので、絶対に欲しいものがあれば、選んでもいいんです。
逆に、人によっては持たなくてもいいものもあります。
それは家や車ではなく、テレビかもしれません。クローゼットにパンパンになっている洋服類、バッグかもしれません。1年触っていないゲームや雑誌、DVDかもしれません。
自分が、心から望むものだけ持っていればいい。せっかく広い家ならば、モノで溢れていてはもったいない。スケジュールの空き時間と家の何もない空きスペース。それらの何もない空間が、案外、日常を幸せなものにしてくれます。
AI時代の今です。いつ自分の会社が無くなるか分からない。それならば、お金をかけなくても、小さなことで、モノが少なくても幸せを感じられる毎日があればそれでいいのではないでしょうか。