脱サラリーマンをして1年半たった今
以前、私は英語教室と塾で働いていました。子供と触れ合う楽しさ、勉強を教える充実感がありました。
デメリットだったのは、組織の歯車であったことです。満員電車で通勤しなくてはいけません。キライな会議に出なくてはいけません。
よし!やめてやろう!ということで、私は社員であった会社を今まで3社やめました。そして、いなかに英語教室を開きました。
いなかといっても、いなかレベル2くらいです。(どれくらいだ!)歩いて5分でコンビニがあります。歩いて10分で駅があり、40分電車に乗れば、東京スカイツリーに着きます。
いなかじゃない!と言われそうな気もするんですが、近くは山と畑に囲まれ、イノシシが近くをうろつき、やたら公園とスーパーの多い町なので、まあ、いなかと呼べるとおもいます。
そこに家を建てました。今の時代に戸建てを購入することが正解だったのかどうかはわかりません。しかし、妻と住宅展示場を見に行き、住宅の営業担当、建築士の方と話をしていく中で、自宅を教室にする発想に思い至りました。
妻は美容師をしているので、妻もお店を開きたい。私も教室を開きたい。だから、家の1階を2つの店舗用に改造し、家を建てました。
そんなに大きい家ではありません。こじんまりした感じです。英語教室を開くことを考えた時に、はじめに思ったのは、完全個人の教室にしたい、ということでした。
完全個人なら、教室のスペースはそれほど広くなくてもいい。集団で勉強することにためらう子も案外、多いはず。ということで、個人英語教室を開くことに。
はじめのうちは、生徒の数は当然0人です。やばい。
家は小さいのですが、いなかだったこともあり、土地は多少あったため、庭が少し広い。
生徒が来ないことには、ヒマです。毎日除草です。生徒が来ないのに、収入がゼロで、除草の日々。心がなんども折れました。孤独で心では泣いていました。目からは涙は出ません。大人だから(笑)
それでも、少しずつ生徒が増え始め、今では20人を超えるまでになりました。英検に早くから合格し、喜んでくれている生徒も多くいます。
会議で何をしゃべるか、なんてどうでもいい。営業目標なんてもはや気にしません。
生徒が来てくれて、学校でどんなことがあったのか話を聞き、歌と音読で英語を楽しんで学び、英検に受かったら一緒に喜ぶ。ただ、それだけです。