自己中になる
世の中、自己中が多い?電車に乗っていても、我が我が、と進もうとするサラリーマン。夫が稼いだお金で、好き放題に自分の好きなものを買ってしまう主婦。自分ばかり
ゲームをしていて、弟にゆずれない兄。
昔、「自己虫増えています」というCMがありましたが、人に気遣いが出来ない人が多いということで、流行っていたコトバのような気がします。
確かに気遣いのできない自己中は痛い。しかし、別の意味では、人はもっと自己中になるべきだと思います。
ご近所さんの悪口ばかり言っているママさん集団。芸能人の不倫などのゴシップが好きな人。知り合いがニートで、働いていないことに対して悪口ばかり言う人。
みんなおせっかいです。言われている人の99%は、放っておいてほしいと思っています。
そんなことよりも、周囲の成功や不幸をネタに生きるよりも、まずは自分がどう生きていくか、ということが大切だと思います。そういう意味では、もっと自己中になった方がいい。
人に合わせすぎてしまう人もそうです。グループ意識が高いので、行きたくもない飲み会に行ってしまう人。嫌われたくない思いが強く、思ったことを口にできない人。
もっと、自分勝手に、自己中に、自分の好きに生きた方が楽なのに、周りに合わせすぎてしまうんですね。
それは、日本独特の集団意識、親や学校、会社の教育が人を調和を重んじて、個人の発信を叩く習慣、文化となってしまっているからでしょうか。
そんなのもったいない。もっと楽に、自由に生きた方がいい。
私の大学時代の友人のAさん、Bさんは、自分の好きなことを追求するタイプでした。
Aさんは卒業後、サークルでやっていた劇団の裏方を仕事にしました。サラリーマンのように20万以上が安定的に入ってくるわけではありませんが、好き、得意を仕事にして楽しそうにやっています。
Bさんも大学のサークルで劇団に入っていましたが、こちらは役者です。Aさんと同じく、卒業後も劇団に入り、自分のスキルと経験を磨いています。
この二人は、就活を経験していません。せっかく大学に入ったのに!と思う方もいるでしょう。親世代は特にそう思うかもしれません。
しかし、卒業後に卒業生と会い、話を聞いていると、周りに何と言われようと、自分の好きに生きている人の方が幸せそうです。
周囲の声に左右され、一定給料という安定を手に入れた人は、自分勝手に、好き勝手に生きている人を酒の肴にして、飲み屋でバカにし、愚痴っています。
しかし、私の目には、本当に幸せなのは、周囲を気にせず、安定かどうかが基準ではない、自分の好きなことを追求する、自己中の人たちがとても幸せに映ります。
自己中になろう。