専門家と個人教室の時代
来るべきAI、ロボット時代に必要とされるのは、専門家です。作業も処理も、これからはAIが自動でこなします。しかし、特化したスキルを持ち、独自のアイディア、オリジナリティーを持った人の仕事は消えません。
前回記事では旅行がテーマでしたが、旅行代理店が消えたとしても、旅行コーディネーターのような、独自の知恵、アイデアが生きる仕事は当分消えないでしょう。
他にも、
建築設計、都市開発、デザイナー、心理カウンセラー、研究者、商品開発、職人、お笑い芸人…
など、よく言われる創造性を発揮するような分野は強い。逆に、単純作業、会社員、など仕事のプロセスがパターン化されている仕事は消えていきます。
組織に所属していれば、給料がもらえた今までとは違います。多くの大企業、中小企業は、合併、倒産、リストラの新陳代謝を繰り返し、その波に乗れない人は高収入を得ることは難しくなります。
そんな時代に、個人がすべきことは何か。はい。専門性です。他の人にも、AI、ロボットにもマネできないスキルを身につけること。それがこれからの時代に沿った処世術です。
では、具体的にどうするか。まずは教育です。人が一番好奇心を持ち、創造性を発揮し、エネルギーを燃やすのはいつか。
それは子供の時です。子供の時に、いかに好きなことに没頭し、研究するか。そこに専門性をもった人材を作るカギがあるのではないでしょうか。
子供は小学校に入ると、義務教育になり、学年が上がるにつれて、嫌いな勉強も耐え忍び、テストで親や先生が望む点数を出さなくては、大人に認めてもらえません。
まず、このシステムがまずい。テストは知識量の測定になっているのが現状なのですから、AI搭載のタブレット学習アプリや、映像授業で自分のペースで(ビデオを止めたり、巻き戻したりできるので)一流の先生の授業を学習するなどした方が効率がいい。
学校では、得た知識を生かしてディスカッションをしたり、先生が先導して、職業体験をさせてみたり、もっとアウトプットの場として使うべきです。
子供が没頭する体験やブレストがあれば、子供は自分から進んで勉強するようになります。
しかし、現実の教育現場はそうなってはいません。画一的で昔から変わらない知識詰め込み型の集団授業です。それがほぼ大学まで続きます。
社会も少しづつ変わりますが、日本の変化は遅いです。アジアの中でも日本のスピード感はなく、自然災害以外では平和ボケしています。
だからこそ、個人で考え、行動していく必要があります。その上でグローバルな世界で、70億人を相手に戦うんです。
続きはまた今度。では!