人間関係がうまくいくかは、タイプと距離感
恋人とうまくいかない。家族でよくぶつかる。職場の人間関係で悩む。
人間関係の悩みはとにかく尽きません。会社に入って、退職してしまう最大の理由は、職場の人間関係が原因です。
では、なぜ人間関係がうまくいかないのか。それは、タイプが合わないから。それだけです。
当然ですが、人は性格が合う人間同士でないとうまくいきません。価値観が同じ、同じことで笑い合い、共通の趣味、嗜好を持っている。
そんな人と巡り会えたら最高の人生です。特に人生の伴侶や、会社で直接関係する相手は、性格が合う人であれば、毎日の生活がとても楽しいはずです。
ポケモンにはタイプがありますが、ほのおタイプはほのおタイプと仲良くできる。水タイプが入ってきたらほのおタイプは嫌がります。
相手と相性が合うかどうかは、肌感覚でわかります。だから、合わない人間とはできるだけ関わらないほうがいい。
それが最善策です。性格が合い、一緒にいて疲れない、志が同じ人間とだけ深く付き合えばいいんです。それが最善策です。
なのに実際には、付き合わなくてもいい相手とイヤイヤ付き合ってしまう人が多い。
気がのらない飲み会なんて行かなくていいんです。きっとタイプがバラバラの人が集まっているんです。
逆に、心から行きたい!と思うような集まりもあるはずなんです。
大好きなサッカーの集まりだったり、ご近所のママさんたちで集まって、育児や趣味の話をしたり、ビジネスでベンチャーを立ち上げる時に、同じビジネス思考を持つ仲間で集まったり。
あ、なんかタイプが違うな。と思ったら、すぐ逃げましょう。タイプが合うな、と思ったら、一緒にいればいい。
しかし、思ったよりも複雑なのが人間です。はじめは気が合うと思っていたのに、だんだん気が合わなくなってくる場合もあります。
特に夫婦などはそうです。出会った時はドキドキするような相手だったのに、ずっと一緒にいると、むしろ嫌いにすらなってくる場合がある。
これはすごくもったいないです。特に結婚するような相手なら、それは運命の相手であるはずです。そんな相手と一緒にいるほど、冷めたり、嫌いになってしまうのは不幸だと思うんです。
出会った時に、ドキドキできた、ということは、間違いなくタイプが合った相手です。しかし、人間の性格や能力のタイプは一つではありません。
友達の時はAタイプだったのが、付き合うとなるとABタイプ、結婚するとCタイプというように、変化するのが人間なんです。
変化するのが当たり前なんですから、ずっと性格が合うということはまれです。性格が合わなくなれば、あとはどうすればいいか。
距離感を取ることです。
距離感を取れば、相手の悪いところが見えづらくなります。一緒に住んでいて、うまくいかないなら。別々に住めばいい。
知り合った当初は当然、別に住んでいた。でも、付き合いだし、一緒に住み始め、だんだん合わなくなってきてしまう。
それは、相手が悪いのではなく、相性・タイプが悪いのではなく、距離感をまちがっている場合が多いと感じます。
夫婦になったら、別々に住むのがもう難しい場合もあります。それなら、少しズラすだけでもいい。
夫がいつも6時半に起きるなら、自分は朝5時に起きて、自分の時間を作ればいい。
夜は、夫も疲れています。一緒に居て、些細なことでケンカをしてしまいがちなこともあるでしょう。
それなら、早く寝てしまう。早寝早起き習慣が身につき、一石二鳥です。さらに、寝室を別にする。言い訳は考えましょう。(夫が深夜いびきをかいていて、眠れないことにしてしまうとか)
寝室が別なら、寝る前にも自分ひとりの時間が取れます。読書をするなど、ストレスのない充実した時間が過ごせます。
少し長く一緒にいるのは、休みの日だけにする。休みの日は買い物をしたり、ディズニーランドに行ったり、楽しいことができる場合が多いので、夫とも楽しく過ごせるでしょう。
嫌いだから、距離感をあけるのではありません。大切な相手だから、適度な距離を保ち、人生を通して、長く一緒にいればいいと思うんです。
カメラで被写体を撮る時に、距離感やピントがずれると、綺麗に撮れません。遠すぎても、近すぎてもダメ。適度な距離が一番キレイなんです。