kazu-tabi

教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

貧乏生活を経験して。幸せ水準を下げるというコト。

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僕は新卒で自動車のディーラーで働くことになり、地獄をみて、1年半でやめます。交通事故をおこし、自分の車が全損したので、貯金があきらかに減りました。

 

 

その状態で、転職のため上京したんです。貯金残高は55万。3ヶ月契約で20万のボロアパートに入居しました。とにかく貧乏。いつもインスタントラーメンで、もやしを買うかどうかでいつも悩みました。友達もおらず、孤独。

 

 

バイトをはじめましたが、人も合わず、給料も安い。ある日、暗い部屋で一人ネギを切っている時に、自分の手を切ってしまい、バンドエイドがなかったため、ティッシュでとにかく止血していた時が、悲しみと苦しみのピークでした。

 

 

でも、それが自分にとっての生活水準であり、幸せ水準になりました。それが普通です。そうなると、少しのことで、大きな幸せを感じるようになります。

 

 

 

その1年後、アルバイトを続けながら、転職活動をし、無事再就職ができました。毎月20万以上のお金が口座に振り込まれ、職場の仲間が増え、外食も増えました。

 

 

 

気がつけば、その職場もやめ、今は結婚し、起業して、生活もだいぶ、落ち着いてきています。とても幸せだと感じます。

 

 

 

それは、ずっとその状態ではなく、幸せと生活の水準の底辺を経験したからです。転職先が見つかり、初月の給料日の3日前、僕の預金残高と財布の中身を合わせた金額は368円でした。

 

 

一度貧乏生活が普通になると、少しのことで幸せを感じるようになります。600円の定食が食べられるようになる。それだけで幸せです。

 

 

前の職場の会長が会議の時に、「本当にうまいのは、死ぬほど腹が減った時の卵かけご飯だ。あれが一番うまい」とおっしゃっていました。

 

 

 

戦争の地獄を経験されたことのある方のそのコトバはとても深かった。それに比べたら、僕の貧乏生活もたいしたことはありませんね。

 

 

水風呂に入っていたのが普通だと、ぬるま湯でもだいぶ暖かく感じます。水風呂にも慣れましょう。今がもし辛いなら、別にそれが普通だと考える。気がつけば、数ヶ月、数年後、別の場所で、まだ出会わぬ誰かと、別のことをしているかもしれないから。

 

 

人生100年時代と言われる今です。長い人生のどこかで水風呂ではしゃぐのも良い経験ですよ。

 

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貧乏だったあの頃を思い出すと、なみだが…