前田祐二著:「人生の勝算」を読んで考えたこと
動画プラットフォーム「SHOWROOM」を作った前田祐二さんの本を読みました。これがまた内容が濃い!落合陽一さんの話や本が好きで本をよく読むのですが、落合陽一さんがMCを務めるSENSORSという番組を見ていた時に、前田祐二さんがゲストで出演されていて、どんな人物なのかを知りました。
もうとにかくかっこいいんです!見た目のビジュアルからしてかっこいいんですが、それとは別の内面の深さがあるです。ご家族を亡くされても努力をして奮闘した日々。ギター1本でストリートライブをしてお金を稼いた経験。見た目とは裏腹な国内外での投資銀行員としての仕事。そこからの起業。もう映画やドラマになるような人生を送られてきています。
相手目線のサービスであること
子供の頃にストリートライブでお金を稼ごうと奮闘してた前田さんですが、なかなか人の注目を集めることができなかったそうです。ですが、自分の音楽を聴いてくれる人たちが何を聞きたいと思うか。どんな曲なら興味を持ってもらえるか。そのような相手目線を持つことで、少しずつお金を集められるようになった経験があるそうです。
要は人のニーズをつかむということですね。これをどれだけ考え抜くことができるかが成功の鍵となります。以前、記事で書いたのですが、ツタヤ(蔦屋)がスタバなどのカフェと併設してブックカフェを作りました。代官山や銀座など東京と中心にその店舗を広げています。
カフェに行って、コーヒーを飲みながら新刊の本が読めるんです。これは思い切った施策であり、大きな付加価値を生んでいます。それにプラスしてなのですが、例えばDIY教室、習い事教室や様々な趣味のコミュニティ広場も併設されていると、さらに人が集まり活性化すると思うんです。
少しづつブックカフェの規模が大きくなり、併設の雑貨やレストランなどが増えてくれば、ショッピングセンターのイーオンなどと競合するようにもなります。
そうなった時に差別化を図るには、人と人がコミュニケーションを活発に行う場所を作ること。コミュニティ化がテーマになってきます。趣味や好きなこと、自分の専門を生かして人に何かを教える、教わる。そういった人間の触れ合いが求められつつある現代ではないでしょうか。
個人でもやれることは多いです。企業単位のお店やチェーン店だと営業時間が設けられていますが、個人で勝負すれば、営業時間は自由です。近所でやってる朝5時からのヨガ教室、英会話教室。朝の4時までやってるスナック。そういったところはかなりコアな固定客をつかむことができるはずです。
どう生きていくか
前田祐二さんほど自分がどう生きていくかを突き詰めて考えられる人はそうはいないと思います。身近な人の死で仕事や生き方について深く考えられたそうです。
周囲に流される人が多い現代で、自分の軸を持っていることは何よりも大切なことです。友達が大学に行くからという理由で、自分も大学に行くのか。やりたいことがあるわけではないのに、待遇と社会的知名度で就職する会社を決めてしまっていいのか。
自分の軸で何かと決めた時は、後になってから苦労することになっても後悔はしません。周囲に流された結果、後で苦労した場合は必ず後悔します。
私の妻は大学に行っていません。高校の時に美容師になると決めてから、美容室でアルバイトを始め、専門学校に行き、今では10数年以上の経験を持つベテラン美容師になり、独立して自由気ままに仕事をしています。私は今幸せですが、妻は私の10倍幸せそうですw
妻もどこかで迷ったり大変だったことはあったはずです。ですが、自分の心に素直だった。そしてその心に素直に従った結果、今があります。
前田祐二さんの生き方を知って、そのワークスタイルや軌跡を知るのみならず、自分はどう生きるか、ということを考えさせられました!特に若い人にとっては、まだ30過ぎという若い年齢で、SHOWROOMというポップなプラッフォフォームを作り、起業を果たした前田祐二さんには憧れを抱くのではないでしょうか。
興味のある人は是非、読んでみてください!
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