「脳リミットのはずし方」(茂木健一郎著)を読んで
リミッターはずれるといいんですけどね!なかなかはずれないこのリミット・リミッター・リミッテスト!年齢が進むとリミッテストになっていき、どんどんリミットが強化・固定化されていきます。
だけど、年を取ってもこのリミッターをはずすことができる人もいるんですよね。常識に縛られないというか、固定観念を持たないというか、自由というか。年を取っても、そういう人間でありたいと思います。
さて、このリミット。リミッター。どうすればはずれてくれるでしょうか。著書の中では
「ドーパミンを活用すれば、リミットがはずれやすくなる!」
とあります。これ、わかる。では、どうすればドーパミンが出せるかということですよね。それは、やはり「好きなことをする」「楽しいことをする」にかぎる!
ようは何かに没頭していると、脳の中ではドーパミンが出続ける状態となっています。
レゴに没頭していれば、ドーパミンが出ています。どんな城を作ろうか、頭がフル回転です。
映画に没頭していれば、ドーパミンが出ています。ストーリーに感情移入して、二度と忘れられないくらい脳裏に焼き付いているかもしれません。
恋愛に没頭していれば、ドーパミンが出ています。他のことは何も手につかなくなります。
これはリミットがはずれます。レゴなんて、30分くらいやればもういい、というリミットがはずれ、日が暮れるまでブロックと戯れ続ける。映画は感動したならば、セリフも丸暗記の勢いです。恋愛は上手くいかなければストーカーになってしまうかもしれません。それくらい中毒性があります。
この良い意味での中毒性がリミットをはずします。ほどよく、なんてわけにはいかないのです。問題なのは、人や社会に強制された分野でのリミットを意図的にはずすことは難しいということです。
恋愛リミットがはずれた時に受験勉強リミットははずれないのです。脳的に無理です。脳は恋愛に向けて一直線だからです。ただ、それでも最低限の受験勉強はしないと後で後悔する可能性が高いですが…。
したがって、大切なのは自分がどのエリアのリミットなら限界突破ができるのかを知り、その欲求ともいうべき方向に向かって、素直に従うことです。
もし音楽に夢中になるなら、その欲求に従うべきです。「サラリーマンをしているから、音楽で食べていけない」「何の役に立つの?」「プロのレベルなの?」なんて声に耳を貸す必要はありません。せっかく、神様から限界突破の才能をいただいたのですから、有効活用すべきです。
必ずしも音楽で食べていく必要はありません。サラリーマンをしているなら、仕事を一刻も早く終わらせて、音楽をやればいいんです。役に立つかどうかなんて考えなくてもいいんです。ただただ楽しいから、やる。そんなことに出会えたなら、それが幸せになる一番の近道であるはずです。
好きなことだからと言って、プロのレベルになる必要はありません。それを自分が望むなら、プロになれるように没頭すればいいんです。
限界突破していきましょう!