北総線運賃が安くなるか
数日前、北総鉄道に関する記事があがってきました。2018年、今年の3月にも印西市長が大きく動いたことにより話題となったのでニュース記事になっていましたが、それから数ヶ月でさらに動きがあるようです。
北総鉄道がなぜ高いのか。本来160円で乗れる区間がなぜ310円もかかってしまうのか。各鉄道会社の出資や株主など多くの要素が複雑に絡んでいるからか、なかなか運賃値下げに踏み切れないようですが、最近は市長が具体的かつ大胆に動いており、近々変化があるかもしれません。
当然ですが、鉄道はライフラインなので、多くの人が使います。移動手段があればショッピングや観光など出かける機会も増え、大きく捉えれば、地方経済活性化となる。それが鉄道の運賃が高いために阻まれてしまっては、地方の活性化は図れません。
印西市は7年連続で住みよい街ランキングで1位を獲得しています。今年には人口も10万人を突破し、しかも子供が増えている街なので、「年少人口増減率」という指標でポイントをさらに上げている結果となりました。
東京一極化を避けるため、国としては地方の活性化を図りたいところです。印西市はベットタウンの一つ。住宅地が多く、イオンや大手小売業界が多く参入しています。地方都市も、独自色を出しながらも、成功例には習います。
印西市のように活性化している街は、他の街にも大きく影響を与えることができるのです。しかし、鉄道料金が高ければ、地方経済は発展しませんし、その負担を強いられるのはその鉄道を使う近隣住民となります。
子供が学校に通う時の定期代も高くなります。会社員の方々も、都市部まで通勤されるわけですから、企業の負担まで増えます。
当然ですが、子供は車を運転できません。中高生になって、地方、都市部、海外まで行き、自分の目で見たもので子供の視野は広がります。
そんな時に使うのは鉄道です。また北総鉄道は成田から羽田までを結ぶので、海外に行く機会が多い方にもその負担は大きくなります。
印西市は緑も公園も多く、子供がたくさん体を動かし、遊んでいます。でも、これから時代は動き、教育も働き方も多様になる中、色々なところへ出かけ、多くのことを感じて、たくさん学ぶべきです。
印西市長は具体的に動いている、そんな印象を持ちます。
具体的に。私たち大人が北総鉄道の状況や今までの変遷、歴史を知ることも具体的な行動の一つです。
私たちには、あと何ができるのか。
誰もがブロガーになるべき理由
誰もが英会話を習ったほうがいいとは思いません。
誰もが簿記、会計を習ったほうがいいとは思いません。
誰もが経済を勉強したほうがいいとは思いません。
でも、誰もがブロガーになるべきです。
現在のブロガーの人口は多くありません。その中でブログで収入を得ている人はさらに少ない。圧倒的少数派です。
ですが、ブログには多くのメリットがあります。その一つが「経験、意見の発信」です。ブロガーというと、ニュースのライターのように内容のある文章を説得力をもって長い文章であらわすイメージがありますが、そんなことはありません。
主婦の方が趣味の料理の写真と、作り方、感想などを可愛らしくネットにアップしたり、高校生が放課後にやっているダンスの動画をアップして、ダンス仲間を募る募集をかけたり、サラリーマンの方が通勤電車で読んだ本の書評を書いたり。
これらはすべてブログであり、全てに価値のある経験や意見、感想です。難しいことは何もありません。アメブロやはてなブログなどの無料で使えるブログサイトを使って、好きな時間に好きなことを書くだけです。
ブログで書いた記事をストックしていけば、自分だけのライブラリーができあがっていきます。テーマは絞るのか、たくさんのジャンルについて書くのかは人それぞれですが、ブログによってその人の個性があらわれます。
基本的にネットを使う人は大きく分けると、「何かを楽しみたい人」か「何か困ったことがある」のどちらかに分かれます。暇をつぶしたい人はユーチューブで無料動画を見ますし、困ったことがあれば、Yahoo知恵袋で調べたりします。
ネットで買い物をする人も増えてきました。アマゾンや楽天で頼めば宅配で自動的に家に商品が届きます。そんなふうに人はインターネットを便利なツールとして使っているわけです。
ところが、ユーチューブだったらどんな動画があるのか、なんて検索すればいいのか、わからない。ネットで買い物をするにしても、どの商品が良いのかわからない。
そんな時に活躍するのが、自身の経験や意見、感想をブログで書いているブロガーなんです。どんな商品が優れているのか、テレビやネットに出ているニュースに対して、みんなどんな意見を持っているのか、旅行に行く時に場所によってはどんなことに注意しなくてはいけないのか、進学の際どこの学校の評判がいいのか、そんな情報を知るには、ブロガー個人の経験、意見が最も参考になります。
もちろん国や地方、企業、組織からの情報も役に立つわけですが、どうしても万人に向けたものになりがちです。それでは個人最適化になりません。
ブログを読んでいると、「あ、この人のブログは自分と波長が同じだな」と思ったり、「この人は自分の生き方の目標になるな」と思えたりすることがあります。それは自分とタイプが同じか、すごく近いんですね。だから共感したり、参考にしたり、応援したくなる。
ブログといっても、結局はインターネットであり、ウェブサイトです。文字を書くだけでなく、写真を素敵に加工して貼り付けたり、動画を作ってアップしたり、とやり方はいろいろです。たくさん作っていき量がたまってくれば、それはある意味で自分で作る雑誌や本と変わりません。
実際、良質なストックが大量にある人の中には、それを電子書籍にしたり、本にして販売している人もいます。そこまでしなくても、ブログ記事に広告を貼り付けて、アフィリエイトで稼いでいる人もいます。
クオリティが高い記事であれば、記事単位に価格をつけて販売できるサイトもあります。ブログをお金に換える方法はたくさんあるのです。
ただ、ブログをお金に換えるのは二の次、三の次です。とにかく自分の好きなこと、成功したこと、失敗したこと、考えたことをブログにして、世の中の多くの人にとって、興味を持ってもらう。
それは自分を社会に売ることができるということです。AI、インターネット、シェアエコノミーの時代に入った今、個人が自分を上手に社会に売って行くこと
は必須のスキルです。
もちろんお金に変えられるとはかぎりません。でも、それは小学校で読み書きを習うからといって、必ずしも将来の仕事が記者になるわけではないのと同じです。
読み書きは生きていく上で必要ですし、当然あらゆる仕事で使います。ブログも同じです。自分のことを世の中に主張する必要がある時代に入っているんです。
SNSも同じです。フェイスブック、ツイッター、インスタなどはある意味でブログのようなものです。これらを使うことでも、ブログをやっているのと似た影響を世の中に与えることができます。ツイッターなどは最大で140文字ですから。色々な意味でお手頃です。
では!
学生が大学卒業までにしておきたいこと「100の挑戦をする」
「仲間をつくる」、「海外インターンをする」に続く3つ目が、「100の挑戦をする」です。
大学生は時間があり余っています。仕事も人も、何が、誰が自分に向いているのかを確かめるには一番適した時期です。
何事もやってみなくてはわかりません。とにかく数をこなすことです。途中で挫折しても一向にかまいません。とにかく挑戦するんです。
学校という環境があるので、学校内のことだけでも10以上は見つかるでしょう。学業、サークル、学祭、友達と共通の趣味だけでもかなりあるはずです。ですが、それ以外は自分から動いて見つけなくてはいけません。
本当に嫌いなことは頭には思い浮かばないものです。運動が嫌いな人は、どう考えてもランニングをしよう、という発想にならないかもしれません。でも、それでいいんです。運動が嫌いなら、運動じゃなくて、他のことにしましょう。
挑戦の一つを読書をにしたとしましょう。目標は1年で50冊の活字本あたりでしょうか。いいですね。本好きなら自然と達成するかもしれません。中には本の書評や感想をブログやSNSに投稿しよう、と考える人もいるかもしれません。
その時点で、読書、ブログで2つの挑戦をしたことになります。この調子です。では、嫌いなことはどうでしょうか?先程のように運動が嫌いだったとして、たしかにランニングはしないかもしれません。では、卓球はどうでしょうか?趣味程度ならそんなに激しい運動にはなりません。
山登りはどうでしょうか?走りはしないので、やれるかもしれません。おまけに景色が綺麗なので、写真も撮りたくなります。すると山登りと写真という二つの挑戦になります。
それもイヤ?(笑)じゃあ、ビリヤードあたりはどうでしょう?ほぼ歩くことすらしません。数歩あるき、かまえ、たまをねらって打つだけです。おまけにカッコいいオーラがあります。ビリヤードってなんとなくかっこよくないですか?
ルールを知らないって?ネットで調べましょう。5分で済みます。もしかしたら学校のクラスにビリヤードが趣味の人がいるかもしれません。教えてもらえれば、すぐに覚えられます。
資格への挑戦もいいかもしれません。英語や簿記なら就職にも有利だったりします。英語に慣れてきたら、外国人の友達を作ったり、留学をしようと考えるかもしれません。前回記事の海外インターンにもつながります。
なんでもいいんです。何をやればいいのかわからないければ、ネットや本で5分だけ調べてみてください。世の中、色々な人が色々なことをしています。刺激がもらえることも多いんです。
AI時代の今、そしてこれから仕事は減っていく一方です。今の時点で減っているのです。今まで当たり前にあった仕事は消えていきます。せっかく就活をして企業に内定が決まったのに、数年で倒産やリストラなんてこれから当たり前になります。
これからは新しい仕事を生み出さなくてはいけないのです。でも、それは自分が趣味感覚で始めたことの延長にあるかもしれないのです。
趣味で始めた読書とブログへのアップが人気となり、ブログ収入が入るようになるかもしれません。ただの感想と書評が人の目に留まり、それらのブログ記事をまとめた電子書籍を刊行するまでになるかもしれない。
山登りで撮りためた日本の風景写真をスマホアプリで加工してインスタやスナップチャットにためていったら、人気が出てきて写真集出版の話をもらえるかもしれません。
インターネットが普及した今、あらゆる趣味、趣向が仕事や収入源となり得る時代です。しかし、何が自分に合っているのかわからない。わかりませんよね。だからこそ、「数」で勝負なんです。
たくさんのことに挑戦した人ほど、自分に向いた趣味や天職に出会える可能性が高い。おもしろい本や映画を知っている人は、ねらっているというよりも、片っ端から本や映画を見ている人です。だから、失敗が多い人ほど成功する、とよく言われるんですね。
100の挑戦をすれば、1つでも運命の趣味や仕事につながるかもしれません。でも、一度会社に入ってしまうと、時間的、精神的余裕がなくなってしまいます。中には働きながらでも時間を作って、色々なことに挑戦している人もいますが。
ただ、それでも学生のうちは時間があり、挑戦しやすい環境にいます。私が大学生に戻れたとしたら、1年くらいわざと留年して、大学5年間に伸ばし、やりたいことを片っ端からやります。それくらい学生は恵まれているんです。
100を超える挑戦をし、その中で海外インターンなども経験し、志を共にする仲間のネットワークを作る。これが私が考える最強の大学生活の送り方です。
学生のみなさん。今しかありませんよ。
人間の寿命は100年ほどあるかもしれませんが、学生の寿命は小学校から入れても、大学卒業までストレートで16年です。案外、長いですか?…案外はるかに短いですよ。その短さに気づくのは、社会人になってからです。
学生が大学卒業までにしておきたいこと:その2「海外インターンシップを経験する」
学生が社会人に勝てる要素は、有り余る「時間」です。この時間をいかに有効活用できるかどうかで、社会人になってからの方向性、視野の広さ、モチベーションが左右されます。
時間を有効活用するには、人生における目標、目的、やりたいこと、目指したいゴールがハッキリをしているほうがいい。そのためには、「実践」と「目標像」が必要です。
一度も仕事をしたことがないのに、どんな仕事が自分に合っているかはわかりません。働いたこともないのに、就職活動をするのは本来は無理な話です。みんな仕事に対するビジョンを持っていないのですから。
一度やってみないとダメなんです。そのためには、学生のうちに仕事を経験しておくこと。アルバイトも一つですが、近所のファストフードでアルバイトをして得られるのは、「時給800円」と、「店長は大変そうだ」という感想だけという場合が多い。
一番良いのは、「海外インターン」です。海外に行くことで異文化経験をして視野を広げることができます。インターンをすることで、世界で働いている人たちからの刺激を受け、自分のキャリアプランに生かすことができます。
そんな刺激を受けてから大学で勉強するのと、経験をしないでなんとなく大学で4年間を過ごすのでは、雲泥の差があります。
留学で英語力をつけられる、というのは二の次です。英語はあくまでツールの一つなので、ほとんどの人にとって優先事項ではありません。英語の先生になりたいなら別ですが。
前回記事では、「大学卒業までにしておきたいこと その1」で「仲間」を挙げましたが、海外インターンをして現地の人たちと仲間になり、日本に帰ってからも連絡を取り合っているような人脈ができたら、最高だと思います。
もしかしたらその仲間がいつか日本に来て、ビジネスパートナーになるかもしれません。酒を飲みながら朝まで夢を語り明かすような親友になるかもしれません。英語なんて、酒を飲みながらずっと語り合っていれば、自然と身につきますから。
勉強も英語も後付けなんです。仕事経験をして自分に必要なスキルがわかったら(肌で感じたら)、猛烈に勉強しますし(自分から)、外国人の仲間と語り合いたいと思ったら、英語に必死で取り組んで(無意識に近く)、勝手に身につきます。
海外インターンはそれくらいの破壊力を持った行動です。できれば大学1年の時点で経験しておくべきです。もっと言えば、中高の時点で、一度経験しておけるともっと最高です。
では。
学生が大学卒業までにしておきたいこと:その1
「仲間を見つける」
ワンピースか(笑
でも、ホントにこれはそうです。学生時代に一番恵まれていることは周囲に同世代の友達がたくさんいること!これほど恵まれているのは、これからの100年人生の中で、小1〜大学4年までの約15年間だけです。
大人になったら、仲間どころか、友達すらなかなか見つかりません。学生時代なら、自分から動かなくても、友達ができる。こんな環境は二度とないと思ったほうがいい。
ただ、大事なのはその中でも、「仲間」を見つけることです。友達はほうっておいても見つかります。でも、仲間は「意識しないと」見つかりません。仲間の条件は、「志(こころざし)、共通願望があること」です。
一緒に旅をしたい、一緒に趣味サークルを作って盛り上げたい、一緒にウェブアプリを作って、世界に影響を与えるグループを作りたい、…いろいろです。
ただの友達の場合、困難があったり、共有する時間がなくなったりすると縁が切れます。学校を卒業して会わなくなったら、それは志か共通願望が弱いからです。
例えば、「友達だけれども、世界を一緒に旅して、見たことがないところをたくさん写真に撮り、動画に残し、世界に発信したい!」という強い夢を共有して、学校を卒業しても、一緒に旅をしていたら、それは友達であり、一生の仲間です。
学校を卒業しても、友達を卒業しない人。それが仲間です。でも、そんな仲間を見つけやすいのは、学校に通っている間です。社会人になると、ほとんどの場合、新しい友達を見つけることはできません。
友達が自然とできる環境がないからです。大人には、クラスはありません。部活もありません。運動会も、文化祭もありません。さらに仕事と家族に忙しい。そんな状態では仲間どころか、友達もできません。
だからこそ、学生であるならば、たくさんの友達を作り、その中で特に志を共にできるような一生の仲間を見つけるべきです。
中高生はスマホをいじっている場合じゃない!友達と夢・妄想を語り合いましょう。
中高生は一人でゲームをしている場合じゃない!友達とゲームを作りましょう。
中高生は勉強なんかしている場合じゃない!友達と趣味の研究をしましょう。
英語で友達は「friend」です。
でも、仲間は「nakama」です。
仲間は日本語のオリジナルであり、英語にできません。 仲間は「nakama」なんです。
仲間を作ろう♪
AI時代の今、子供に何を習わせるべきか
今まで、英語教室や塾で働いてきて、多くの子供を見てきました。子供の中には芸能界の人気子役か!とツッコみたくなるくらいのハードスケジュールをこなしている子も結構多いんです。
スイミング、ピアノ、英会話、習字、そろばん、最近ではプログラミング、など聞いてみると本当に多くて、これを1週間で全てこなしているような子もいます。
子供には個性があるので、どこに才能が眠っているかわかりません。タネをまいてみたら、どこで花開くかわからない。そう、「タネをまいたもの勝ち」なんです。これは確率論です。
どこに才能があるかは、色々やらせてみないとわかりません。よく「子供がやりたいと言ってきたら」とおっしゃる方も多いのですが、子供の才能や興味を引き出すことができているご家庭に多いなと感じるのは、親御さんがお子様にさせているチャレンジ数が多いということです。
とにかく、やってみたもの勝ちなんです。子供が自分から「プログラミングがやりたい」なんてまず言ってきません。子供が「やりたい」と言い出すのは、ほとんどの場合、テレビでおもしろそうなことをやっていたか、友達がやっていて楽しそうだから、のどちらかだけです。
親が子供をスタートラインに立たせてあげなくてはいけません。やってみてダメだったら別のことをやらせればいいんです。ハマらなかったとしたら、「時期がズレただけ」かもしれません。小1でそろばんにハマらなくても、小5になって別のそろばん塾に行かせたらハマるかもしれないんです。
ただ、親は子に期待してはダメです。ダメでもともとです。やり始めた習い事が続かなくても全く問題ありません。次の習い事をすればいいんです。
2018年の今、日本は変化のど真ん中にいます。しかし、それに気づいていない人が多いように感じます。AIやロボットが単純作業の仕事を奪います。それどころか一般的なサラリーマンや OLの方が従事している仕事までどんどん奪って行きます。そんな時代に生き残る仕事は、「複雑な仕事」か「創造的な仕事」のどちらかだけです。
プログラミングと英語と会計ができるような人だったり、心理学と経済学を専門とする作家だったり。多種多様な専門性を掛け合わせられるような人でなくてはこれからのAI時代に生き残れません。
いやいや勉強させられて、適当な大学に行く。しかし、自分の強みもなく、就職ができない。うまく就職できても、これからはあらゆる企業で合併と倒産が相次いでおこるようになります。しかしスキルがなければ、転職や起業もままなりません。
得意も好きもなく、今までの時代のレールにのっているだけでは自分の望む人生を送ることはできません。大げさですが、そんな自分の望む人生を見つけていけるのは、早いうちに数多くの習い事に挑戦してきた人です。
習い事ではなくてもいいんです。読書でもスポーツでも、ゲームでも、旅行でも、とにかく自分の視野を広げ、自分の好きと得意を理解し(肌で感じ)、没頭できる何かに出会うこと、です。
戸建て(一軒家)は持つべきか
「戸建てを持つと不自由になるのでやめたほうがいい」という言葉を目にするようになりました。一昔前までは、大学に進学し、企業に就職し、結婚して、持ち家を持つのが標準コースだったわけです。
実際、持ち家があり数十年にわたる支払いが終われば、あとは少額の固定資産税だけ払っていくだけで、家賃を支払う必要は無くなります。
ただ、よく考えている方の中には、それでもやはり戸建てを持つことは不利であると考えている方も多くいます。私もそれは大いに一理ありだと思っています。
特に最近は経済の新陳代謝が大きく、仕事、プライベート共に大きく変化する(している)世の中です。田舎に住んでいたのに会社が倒産して、東京まで仕事を求めに行きたい場合などもこれからはより一層増えてくるはずです。
その時に持ち家があると、フットワークは重くなります。通勤距離が圧倒的に長くなるかもしれませんし、場所によっては単身で東京付近にアパートや社宅などを借りて生活しなくてはいけなくなります。
逆に、もともと都市部付近に住んでいたとしても、もともとアパート暮らしであれば、気軽に引っ越しをすることができるわけです。仕事が多様化し、AI時代で企業の合併、倒産が頻発していくことが予想される中、家を持つことが大きな負担になる可能性はあると言えるでしょう。
ただ…そんなことを言いながら、私は戸建てなわけですが(笑)。妻は美容師で、私は英語教室の先生です。持ち家を初めから設計し、1階は二つの部屋を仕事場として使っています。
かなり特殊なパターンなので、他の方にはあまり参考にはならないかもしれません。ただ、目的がしっかりあるのであれば、もちろん持ち家だって良いんです。子供がたくさんいたり、ペットを自由に飼いたい気持ちが強い方だったり、というのも戸建てを持つ理由になります。
それでも、一度家を建てようと思ったら、大変なことですし、大きなローンと不自由を背負う可能性はあります。人生における時間も、お金もかかる決断です。よくよく調べ、よくよく考え、よくよく話し合ってから、後悔のないように決めていきたいですね。