kazu-tabi

教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

「英語で一流を育てる」から学ぶ英語学習法

f:id:kazu-tabi:20180309153830j:plain

 英語学習をしている方なら、一度は本屋でこの書籍を見たことがあるかもしれません。

 

「英語で一流を育てる」

 

ブルーマーブル英語教室代表の広津留真理さんが書かれた書籍で、1日5分で地方公立からハーバードに合格したノウハウや、文法を教えない、などの目からウロコの実践方法を載せられていて、非常に参考になる点が多く、密度濃い内容となっています。

 

広津留さんは子供に英語を教えていく際に、年齢に関係なく、高校レベル以上の英文を大量に読ませることを勧めていますが、本当に理にかなっています。とにかく大量の英文を頭にインプットすることで、どんどん英語脳を作っていきます。

 

ここからは私の考えなのですが、中高生よりもむしろ幼い子供の方が元気に音読してくれますから、覚えが早い。早ければ、数ヶ月で英検の5級、4級に合格できるようになります。すると、周囲の人に褒められます。誰に褒められるかというと、自分の親ではなく、友達の親、特に友達のお母さんです。

 

「えー!〜くん、小3なのに英検4級に受かったの!?すごい!!」

「ほら、…(自分の子供)も〜くんを見習いなさい!」

 

こんな調子です。そうすると褒められた子は何を思うか。

 

「あ、自分は英語がすごくて、得意なんだ」

と感じるのです。

 

そうすると、もう強い。自分で勝手に英語を勉強するスイッチが入ります。ほっておいても、参考書を自分で開き、単語をどんどん覚え、英語に没頭していきます。ボールを与えられた翼くん状態。ボールが友達。(キャプつばネタ)英語が友達。

 

f:id:kazu-tabi:20180309085859j:plain

 

自分の得意なことを聞かれて、「何もない」と言う子がいますが、これは不幸です。なぜ何もないか、というと、それは周囲の大人に、「すごい!」って言われないことです。大人は、将来役に立ちそうなこと以外に、すごい!と言わないのです。子供は、すごい!と言われた時に初めて、自分はこれが得意なんだ!と判断します。

 

「英語で一流を育てる」の中でも、褒めることの大切さ、について書かれていますが、子供は褒められて、伸びるんです。怒られて勉強しても、何も頭に入りません。こちらの書籍では、英語学習の具体的な取り組み方、実践方法、おすすめ教材まで詳しく載っています。

 

しかし、私が一番共感したのは、それ以前の、考え方の部分です。褒める。そして、家で学習することです。英語のレベルアップのためには、週に1回、教室に通うだけでは不可能です。

 

f:id:kazu-tabi:20180309085915j:plain

 

親御さんと一緒に英語の環境を作り、楽しんでいくから、お子さんの英語力が伸びていきます。

 

「自分には英語力がなくて教えられないから…」では、あまりにも勿体無い!子供が見ているのは、本当は英文ではなく、お母さんやお父さんです。自分が英語の勉強をしている時に、親が自分を見ていてくれて、自分が見ている英文を親も見ていてくれるから、英語をやろう、って思うんです。見ていてくれるから。褒めてくれるから。お母さん、お父さんが喜んでくれるから。だから、嬉しくなって勉強するんです。

 

言い方が適当かはわかりませんが、そんな子供のやる気の賞味期限は、12歳くらいまででしょう。それ以上の年齢になると、ちょっと褒めたくらいではビクともしません。よく「耳が良いのは5〜6歳くらいまで」、が早期学習の理由になっていますが、僕に言わせれば、「褒められて、英語のやる気が最大限伸びるのが、12歳くらいまで」が私の見解です。

 

私も英語教室で子供に英語を教えながら、「英語で一流を育てる」にあるような徹底した単語強化、大量の英文音読、そして何より、褒めることを実践しています。