「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ
・「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ
ワークライフバランスとは、仕事とプライベートをしっかり分けるということ。ストレスがかかる仕事はほどほどにし、しっかりと休みを取ることも必要ですね。一理あり。一方で、ワークアズライフとは、生活=仕事です。日々の生活がそのまま仕事となっている。例えば旅行をして、旅先の素敵な食べ物や風景を写真に撮り、ホームページやブログにアップしていき、それが収益になれば、それは仕事です。自分の趣味が仕事になっていくならば、こんなに楽しいことはないですね!落合陽一著「日本再興戦略」では、AI化、機械化が進む中、日本人がどういう働き方をしていくようになるかという指針を示しています。
ただ、なかなか手強い課題ですよね。これって。趣味を仕事に、好きを仕事に。みんな「簡単に言うけど、実際は…」とタメ息をつきたくもなります。でもネガティブになる必要もないと思うんです。まずはじゃあ、自分の好き、趣味、得意ってなんだろう?と考えだすとワクワクしてきます。頭で考えるだけだとまとまらないので、紙に書いてみる。10個以上書いてみて、その中で、人の役に立ちそうなことに線を引く。それをどうやって信用とマネーに変えていくかを考え、一歩ずつ行動するだけです。
手芸が得意なら、ネット販売を知るだけで、自分一人で独立もできます。スポーツが得意なら、副業としてスポーツクラブのコーチになれます。ゲームが好きなら、ネットで攻略サイトを作れます。基本はシンプルなはずです。得意なことで誰にも負けないように頑張る。それを人の役に立て、お金をもらう。それをいかに実行に移すかです。
基本は、インターネット、プログラミング、英語あたりが、あらゆる仕事を結びつける媒体になってくれるので、誰かにお願いするか、基本程度は自分でかじっておいたほうがいいかもしれません。インターネットならみんなすでにネットサーフィン程度はやっているので、自分に役たつソフトや、ホームページの作り方を学ぶだけで活用できます。プログラミングや英語は専門性が強いので、自分でできない場合は外注したりするのが良いでしょう。
・魔法も剣も使える「魔法剣士」の威力
落合陽一さんは、たまにドラクエの例えを出します。私はそんなところに深く共感するんです。こんな天才が、こんな例えを!って。ギャップですね。これからは一つの仕事だけでなく、これからはいくつもの仕事を同時にこなせる人が強い。ドラクエでいうと、まずは戦士を極める。それから、魔法使いを極める。すると、職業として、魔法戦士という上級職に就くことができる。
落合陽一さんで言えば、研究者、教育者、経営者、メディアアーティスト、など数多くの肩書きを持っています。本書の中で落合陽一さんはこれを”百姓”という言い方をしています。「多動力」でベストセラーになった堀江貴文さんもそんな百姓の一人でしょう。百もの生業を持つ仕事だから、百姓なんですね。
100はムリかな…と思ったのですが、もしかしたら2つか3つならできるかもしれない。と希望を持ちました。妻は高校生の時から「美容師」です。そして、3年くらい前から、「マツエク」を副業で始めました。そして数ヶ月前からヨガを習い始めたのですが、ヨガのインストラクターの先生に「一緒に教える側になりませんか?」と誘われているそうで、少し心が揺れている様子。
これも好きなことを追いかけ続けているからこそ、好きなことが仕事につながっていくのですね!
好きなことに本気ー!!