会社員が今からできるリストラ、転職、起業への準備〜副業を始める〜
もう会社にしがみつくには、リスクが大きい時代です。AI時代にどんどん仕事は減り、新しい仕事を生み出したり、より専門的、創造的な仕事だけが残っていくようになります。
いずれはベーシックインカムか、それに代わる資本分配の政策がとられることになるでしょう。しかし、それはもうすこし先の話です。
今起きていること、来年、再来年に起きることは、会社の倒産、リストラ、合併吸収などの新陳代謝です。強ければ生き、弱ければ死ぬ。上手ければ生き、下手なら死ぬ。
会社が死んでも、社長も役員も食いっぱぐれません。会社が傾いてきているかどうか、いち早く気づき、多額の貯金、セカンドキャリアなどを早くから計画しているからです。
しかし、何も考えていない、転職や起業の準備をしていない、自分の専門やビジネススキルを磨いていない、貯金すらないノーマル社員は、会社が潰れれば、自分も潰れてしまいます。
機械化が進み、中国では数億人分の農業関係の仕事が消えています。欧米でもウーバーの台頭で、数千万人のドライバーの仕事が消え、日本でもメガバンクによる数万人分の仕事が、AI、機械にとって代わられることがニュースになりました。
今も深刻ですが、5年後、10年後の方が深刻です。そんな時に自分のキャリアを成功させているか(せめて食いっぱぐれないように)どうかを決めるのは、今から(あるいはもっと前から)、すこし先の未来に向けた準備をしているかどうかにかかっています。
すこし先、というのは、せいぜい5年から10年先くらいまで、と見ています。テクノロジーが進化し、スキルはすぐに古くなるので、例えば、今新卒の22歳だとして、退職までの長い期間を一つのスキルで駆け抜けることにはかなりの無理があります。
とにかく、今、もし会社勤めなら、会社を辞めるリスクをとるか、今はまだ会社を辞めないのであれば、せめて会社にいながらでもできることをしておくべきです。
会社にいながら、準備できることは何か。
一つ目は、副業です。政府主導で副業が解禁されてきています。会社員をしながらでも、副業をすることで、別のスキルを手に入れることができます。
目的は、副業で得られる数万程度のバイト代ではありません。あくまでスキルを手に入れることです。マーケットを俯瞰して、世間で求められているスキルを得られれば、会社をクビになったとしても別のキャリアに進むこともできます。
もし、例えばそれが、イラストレーターやウェブデザイン、ライターなどであれば、パソコン1台あればできることばかりです。自宅でもカフェでもokです。
最近、千葉県のいすみ市がクラウドワークスを促進している記事を読みましたが、田舎にいながらでも、パソコン1台で仕事ができるという、先見の明を持った改革だな、と思いました。
関連書籍はたくさんありますし、ネットを探せば通信教育や勉強会などもあるので、無理のないペースで勉強をすることもできます。
二つめは…また次回に。では!