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スラムダンクから学ぶ 〜桜木花道ができること〜

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何度見ても感動します。スラムダンク。大人になった今でも、一度見はじめたら止まらなくなります。主人公の桜木花道は高校生になってから、一目惚れをしたハルコさんの影響でバスケットを始めることになります。

 

 

はじめはうまくいかず、ドリブルやシュートすらままならない。ライバルであり、スーパープレイヤーの流川の足元にも及ばず、ストレスや葛藤をしながら、それでもバスケットにハマっていきます。

 

 

桜木は身長が188cmあり、ジャンプ力がすごいんです。だから、赤木キャプテンや安西先生をはじめ、周囲の人々は桜木の潜在能力、つまり才能に目をつけていました。

 

 

神奈川県の中でベスト4に入る強豪・陵南との練習試合の前日、キャプテン赤木はシロウト桜木にリバウンドを教えます。これが少しづつ桜木の武器となっていくのです。

気がつけばチーム湘北にとって、桜木はなくてはならない存在にまでなっていました。

 

 

桜木の本能というか、生き方はすごく学ぶところが多いのです。まずは、自分と天才だと言い続けること。ナポレオンヒルの「思考は現実化」するが有名ですが、人間は目標や自分が求める能力、地位などを具体的に思考し、願望や忍耐力、そして計画、行動と進むことで、思考は現実となるのだそうです。

 

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でも、桜木がすごいのは、思考をそのまま口に出すということです。ワンピースのルフィと同じですね。「俺は海賊王になる!」と言い続けています。そして、具体的な行動に出る。桜木は思考を口に出して、周囲の人に公言し、はじめは否定していた地味な練習も一人でこなします。

 

 

桜木は、シュートなど誰かに教えられた技を、次の日の朝に一人で黙々と練習しています。ただ、口にするだけでなく、行動、練習もセットなのです。

 

 

僕の友人にも自分の好きなことに没頭している友人が何人かいます。旅行、マラソン、読書、海外ドラマ・映画、カフェでおしゃべり、ゲーム、それこそバスケ、など人によって様々です。

 

 

人は好きなこと、ハマれるものは、誰かに言われるでもなく、やるものです。つまり、誰かに「やったほうがいい」「やりなさい」と言われた時点で、それは自分に向いているものではありません。できれば、やめたほうがいい。せめて、計画的にやめたほうがいい。計画は、何かをやめる時にも有効です。仕事を辞めたい、と思っても、その翌日に退職届けを出すのは難しいですからね。

 

 

桜木はバスケの天才かもしれませんが、学校の勉強は全然ダメです。それどころか、流川、宮城、三井、レギュラーメンバーのほとんどは、追試を迫られるほどの赤点メンバーでした。

 

 

人は誰でも得意、不得意があります。なのに、世間では苦手なものを許さない風潮がある。「嫌いな物も残さず食べなさい」「一度始めたら最後までやり抜きなさい」「中途半端はいけません」「算数や英語で落ちこぼれてはいけない」「大学くらいは行っておいたほうがいい」「安定した公務員や会社員を目指すべき」など、言い古されてきた言葉は数知れず。

 

 

しかし、繰り返しですが、人は「人に言われたこと」はやりません。自分で肌で感じ取り、楽しい!ハマった!と「自分の心から言われたこと」だけしか没頭できないのです。

 

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湘北は物語の終盤、日本一の高校生チーム、山王とあたります。桜木はスーパープレイを見せますが、その最中、背中に怪我を負い、激痛にさいなまれます。マネージャーのアヤコさんや、安西先生にとめられますが、桜木は試合に出ることを決意します。

 

 

それは、バスケにハマっている、という次元をさらに超えています。それは、「誰かに必要とされているから」。そんな時には、どんな激痛も、反対をも押し切る力がある。

そんな桜木の姿勢にとても感動しました。

 

 

好きなことを見つける、そして、周囲の人に必要とされるようになるまで、打ち込み続ける。そんな教訓を教えてくれる、名作中の名作でした。