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教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

仕事が消えている世の中〜サイレントリスクに備える〜

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消えていく仕事・・・

 

昨年、僕の友人Aさんが、勤めていた会社からリストラされました。あまり傷ついている様子ではなく、もう次の目標に向かって前進している様子でした。ただ、その友人が勤めていた会社でリストラされたのは何十人という人数だったそうです。

 

 

今年、NEC3000人を超える人員削減をしていますし、昨年に三井住友、東京三菱UFJ、みずほの3大メガバンク3.2万人もの削減をしています。AIの発達や、銀行で言えば低金利の長期化などの要因で、業務が縮小しています。

 

 

この動きは今後、どんどん加速していきます。2030年には今ある仕事の半分近くが亡くなっている、と予測する専門家も多いですが、とにかく世の中とテクノロジーの変化が著しい激動の時代に入っています。

 

 

サイレントリスクとは?

 

今の会社にこれからも勤めていくことは安泰でしょうか?特に会社にぶら下がるようにただ働いている人たちにとっては、会社が急に倒産してしまったり、リストラをしてきた場合に、新しい仕事をするだけのスキルや見通し、そして情熱を持つことができるのか。「その時」は急にやってくるかもしれないのです。

 

 

書籍 THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略 (T's BUSINESS DESIGN) の中で、サイレントリスクについて述べられていますが、これは誰しもが直面する可能性のある考え方だと思いました。

 

 

文字通り、リスクに気づくことができないのです。今まで通り会社勤めをしてきたのに、ある日突然、解雇を言い渡される。こんなショックなことはありません。

 

 

いつ来るかもわからないリスクに備える必要があるのです。起業、転職、資格取得や、セミナー、勉強会に参加するなど、サイレントリスクに対する対策が数多くあります。

 

 

一番危険なのは、「現状を把握せず、安穏と過ごし、何の行動もしないこと」です。起業という形で自分から思い切った行動をとることもできます。今の会社にいながらでも、転職に向けた準備を着実に進めることもできるのです。

 

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起業と戦略

 

起業にはリスクがあります。しかし、自分から行動を起こし、歩き始めている人と、急に会社をクビになり、どうしていいかわからない人を比べた時に、どちらが高いリスクなのかは歴然です。

 

 

昔であれば、会社の倒産のリスクは低かったかもしれません。しかし、世の中とAIの変化が激しい今の時代では、どんな大企業でも急に倒産したり、リストラにあったりするのです。

 

 

起業は、かつてないほどに簡単にできるようになりました。最小限の初期費用で開業することができるようになりましたし、従業員を雇わずとも、ネットで仕事を外注したりすることも簡単です。

 

 

いきなり大きくビジネスを始めようとする場合は大変です。リスクは高くなります。複数店舗や、人を大勢雇う形をとる場合は、成功した時の収益は大きくなりますが、危機に瀕したときにダメージが大きい。

 

 

もしいずれそういう形態をとっていくにしろ、はじめは、小さく始めることが大切です。初めて起業をする、という場合は経験もない場合がほとんどなので、小さく初めて、勉強と実験を繰り返しながら、経験を積んでいくしかありません。

 

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僕は英語教室を開いていますが、自宅を教室にしているので、テナント料はかかりませんし、パソコンはもともと持っていたものを使っているだけです。かかった費用といえば、3000円くらいの看板だけでしょうか…。

 

 

友人のBさんは企業勤めでしたが、近く数人で起業をする予定らしいです。ITのエンジニアなので、基本的にパソコンとネットがあれば、家で仕事ができます。これから様々な仕事が、パソコン1台あるだけで、どこでも、いつでも好きな時にやれる時代に突入しているのです。

 

 

起業をするにしても、戦略が大切です。マーケットの動向は常にアンテナを張る必要があります。需要のない仕事は衰退していきます。0から1のマーケットを作るにしても、現状でどんな仕事があり、どんな方向に向かっていくのかを探っていく感覚がないと、新しい仕事は生み出せません。

 

 

サイレントリスクに怯える日々を送る必要はありません。本を読み、ネットで情報を集めるだけでも、現状を把握し、対策を練ることができます。あとは小さな一歩を踏み出すだけです。

 

行動あるのみ、です。