職業：塾講師〜これからの職業〜

前回に引き続き、私が経験した職業紹介
です。


3つ目は、「塾講師」です。基本的に営業
の側面はなく、通っている生徒にいかに
わかりやすく、楽しく教えられるか、成績
があげられるか、が焦点になります。


そういう仕事ができる塾は、正直かなり
限られています。たいていの塾の仕事は
あくまで生徒集め、売り上げ管理、
講師管理が仕事であり、実際の講師は
ほとんどがアルバイトです。


それに比べると、社員ながらメインの仕事
が教えること、だというのは稀であり、
恵まれていたと思います。


大変なのは、集団のクラスだということ
です。塾ではありましたが、やっていた
ことは学校の先生にかなり近かったです。


ただ、どうしても生徒が来るのは学校が
終わってからになるので、就業時間は午後
から夜遅くにかけてでした。



また、塾なので、生徒はすぐに塾を
やめることができます。先生の力量が
ないと生徒が減っていってしまうわけ
です。




だから、先生の模擬授業研修や勉強会
は必須でした。もちろん必要なことだと
思います。


とにかく子供が好きで、向上心がある
人には向いています。少なくとも私が
いた塾で先生に求められていたスキル
は営業ではなく、熱意です。


はっきり言って、他のほとんどの塾の仕事
は営業です。数字が出せなければ、続き
ません。


色々な塾を見てきましたが、英会話
よりも塾のほうがむしろ熾烈な
営業合戦を繰り広げている印象です。


ただ、時代は変わってきています。もう
「勉強を教える」だけのスタイルの塾
は消えていきます。


AIが発達してきた現代では、消える仕事
の中に塾は入ってしまっているのです。


それは、塾の仕事があくまで知識の
詰め込みだからです。知識を詰め込む
ことができれば、おおよそ受験は乗り越え
られるのです。


つまり人工知能搭載の学習タブレット
が普及すれば、先生の仕事はなくなり
ます。機械のほうが、効率的に教えられる
からです。


使ったことのない人にはイメージしづらい
かもしれません。
「ドラえもんじゃあるまいし」
「そんなのは50年は先の話」
だと思われるかもしれません。




しかし、すでに人工知能学習は始まって
います。タブレットで問題を解きながら
生徒の理解具合に合わせて機械が最適
な問題と解説を即座に出してくれます。


問題数何万問の中から生徒の理解度に
応じた最適な問題が抽出されます。
これは人間には不可能な能力です。
先生は機械に絶対に勝てません。


つまり仕事としては、教えること
ではなく、タブレット管理、生徒の
成績データ管理、そして生徒の心理ケア
や進路相談などの部分だけが人間が
する仕事として残っていきます。


それに比べれば、塾よりも英会話の
方が生き残っていく業種でしょう。
英語には英「会話」という
コミュニケーションの要素があり、
年々そのスキルが求められているので
需要がまだまだあります。


いずれはAIに取って変わるでしょうが、
当分はまだ人間じゃないと教えられ
ない分野です。


Siriや会話ができるロボットは少しずつ
出てきていますが、1対1ならまだしも、
会議やディスカッションのような複数人
による同時コミュニケーションをロボット
ができるようになるにはまだまだ時間が
かかります。


話は逸れましたが、塾は確実に消えていく
職業の一つです。というよりも、形態を
変えていくでしょう。


しかし、それは塾に限ってのことでは
ありません。世の中のあらゆる仕事が
変わっていきます。営業も事務も、

工場の仕事も、もはや管理する仕事ですら
AIロボットが取って代わってくるのです。


私が経験した3つの仕事を紹介して
きました。


良い面も悪い面もあります。
これからは激変の時代に途中していく
中、これがみなさん（特に学生さん）
の参考になったかどうかはわかりません
が、AI時代に入る（入っている）いま、
どんな仕事や、どんな取り組みが
社会の役に立ち、自分も周囲も
幸せにできるのか。


私なりに必死に考えて、また
ブログに書いていきたいと
思います♪(^ ^)