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教育・習い事・就職・転職・起業・旅行、などをテーマに仕事を趣味にする方法を考え、実践し、公開していきます。

職業:車の営業

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「将来どんな仕事をしよう?」
「転職を考え中。どんな仕事に就けば?」

そんな考えの人は多いはず。特に
学生の大半はどんな仕事が恵まれている
のか?どんな仕事が自分に合うのか?

など未知数であり、悩みであると
思います。


私は3つの会社で「社員」でいたので
その中で感じたことを書きたいと思い
ます。

少しでも、仕事に悩める人の参考に
なればと!


まずは、「車の営業」です。
田舎に実家のある私は、東京近辺の大学
に一人暮らしをして通っていましたが、
就職を期に、実家に帰ることになりました。


大学卒業後、実家に帰り働き始めた
私ですが、「地獄」でした。


人生でワーストでした。いろいろな要素
があります。まずは、大学4年で好き放題に
遊びまくっていたこと。そこから会社勤め
の洗礼を受けた気持ちで、あまりにも
学生と社会人のギャップが激しすぎ

ました…


 車の営業と言っても大きく分けて2つあり
ます。1つ目は店舗にお客様が直接来てくれ
て、パンフレットなど広げながら営業を
するスタイルです。

これは一般の消費者がお店に行くので、
学生さんでもイメージが湧くと思います。


もう一つが、業者に営業で回るパターン
です。営業車に乗って、販売店を回り、
お客さんの代替え(故障や修理、車検
などを期に車の買い替えをすること)
で、車を買いたい人が出た場合に、

販売店や修理工場を通して、お客様に
販売するパターンです。


私はこの販売店回りに配属となり、毎日
何時間も車で営業回りをしました。


一人で何十件という販売店を回るので
毎日何時間も運転します。


販売店を回りながら、販売店の社長と
世間話などしながら、新規のお客さんの
お話などをもらえたりします。

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まず、基本的に営業なので、ノルマ
あります。毎月何台売れたかで成績
が決まるのです。


ゆえに、営業マンの上司は、各営業マン
がどれだけ結果を出せているかをみます。
私の場合、営業で回っている時に毎日
「売れたか!?」の確認の電話が上司から
入ります。


一ヶ月でほとんど売れない時もあり、
その場合は本部に呼び出しを受け、
報告会という名の下、いわゆる
お説教を受けます。


基本的には真面目に営業に回っていた
方が、エリア単位で見れば、成績や
結果は多少変わると思います。


しかし、営業マンによって担当エリア
を割り振られますが、そのエリア次第
で営業成績がガラッと変わるので、
正直、努力よりも運次第、と感じる
職種でした。


田舎の販売店の社長は昔気質の人が
多く
、営業をしていても充実感は
ほとんどなく、辛い日々でした。


仕事始めて半年ほど経ってから、もう
仕事をやめることを考え始め、1年半
も経たずに退職しました。


同期は自分を含め6人いましたが、半分
は自分と同じく約1年半ほどで退職
して
います。


つまり1年半年離職率が5割です。
それだけ過酷であり、大変な仕事です。


文句ばかり言っているようですが、仕事を
段取り良くこなし、コツコツ真面目
にやっていれば、ある程度の結果は
出るでしょうし、一定の期間やっていれば
担当エリアも変わったり、新規開拓
をするなどして自発的に取り組むこと
ができれば、やりがいも得られるはず
です。


私と同期を含め3人が1年半でやめて
しまったのは、3人の能力、会社
との適合、が原因です。実際、能力
とは言っても、それが「欠陥や不足」
なのか、「適合」だったのかは
人それぞれでしょう。

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実際、同じ能力でも会社が違う
だけでうまくいくパターンもある
でしょうし、そもそも仕事をする上
での能力が欠けているだけかも
しれません。


その場合であれば、欠点を補える
ように経験を積んだり、勉強を
することで補えるでしょう。


私は車の営業をする上で、自身に
たくさんの欠点があると感じましたし、
会社にも多くの欠点、改善すべき点
があると思いました。


一言で言えば、「合わなかった」と
いうことでしょうか。


会社は結婚と同じです。結婚して
一緒に生活してみないと相手のことは
なかなかわからない。会社も入社して
一定期間働いてみないと、会社のことは
わかりません。


それでも、事前にその業界のことを
勉強してみたり、実際に働いている人
の話を聞いてみることで、参考になる
ことはあるはずです。


車の営業に求められることは、よく
言われる「コミュニケーション能力」
です。特に、販売店回りであれば
社長と仲良くなることを楽しめるか
どうか。直接お客様に売る場合で
あれば、お客様と仲良くなれるか
どうか。

つまり人との結びつきに仕事の
喜びをどれだけ感じられるかどうか
です。


その次に、「鈍感力」です。成績
が悪くても、上司に怒られても、
営業が楽しいから、関係ない、
と「確固とした自分」を持てるか
どうか。その上で自分に必要なスキル
は何なのかを自分で考える、もしくは
上司や先輩から教えてもらい、実践
し経験を積んでいく。


そういう仕事と自分の成長を楽しみ、
組織の縦社会には鈍感な部分を持ち
ながらも周囲の人に感謝の気持ちを
持てる。


これはおそらく組織に属する限り、
ほぼどこの企業でも求められる能力
だと思いました。


営業は、繊細で気弱な人には向きません。
そういう自覚があるなら、別の仕事を
探した方がいいでしょう。


今はもう、一つの会社に長く勤める
時代ではなく、転職経験や、複業で
社会に適合できるような人が活躍
できる社会になってきています。


仕事を戦略的に選び、取り組み、
かつ仕事を楽しんで
いきたいですね!(^ ^)


次回は、「英会話事務営業」
について♪