AI時代に生き残る仕事 「お笑い芸人」
これは営業にも似ています。お笑い芸人と言うと、漫才の練習をしたり、お笑いの養成所に行ったりしてスキルを磨いて、コンクールに出て…、という流れを想像します。
結果が残せれば、地方の営業が増えたり、テレビなどのメディア出演も増えてくるイメージでしょうか。
もちろんそういう人もいるとは思いますが、これからのお笑い芸人は、「企業や商品とのタイアップ」の中に活きる道がたくさんあります。
芸人さんが映画の中のキャラクターや人物のモノマネをして、コメディ風のCMを作る。ショッピングセンターなどに出向き、漫才の中に、おすすめ商品の宣伝を入れる。
しかもその商品について誰よりも詳しくなる。自分で使ってみる。そうすると、人に伝える際に説得力が増しますし、もともと芸人さんなので、人に話すことに慣れている。そういうメリットを宣伝、広告に活かせば良いいんですね。
何かで当たった芸人がよく一発芸人などという呼ばれ方をする場合がありますが、とてももったいない。
お笑いをお笑いのみで終わらせるのではなく、別のスキルや、別の企業、商品と組み合わせることで、一生食べていく仕事にすることは十分可能なはずです。
ネットでブログを書いている人の中には、ブログ自体でお金を稼いている方もいますが、そうではなく、無料のブログを見にきてもらい、ブログ内に貼られた広告記事のアフィリエイトやアドセンスといった仕組みから発生した収益を得ている人もいます。
それも企業や商品とのタイアップです。自分のスキルや専門を広告や宣伝にも絡める。そういった売り出し方が今後はさらに増えていくはずです。
子供の頃、クラスで友達を笑わせるのが好きだった子はきっとお笑い芸人の才能があります。
それを生かさない手はない。勉強しているヒマがあったら、人を笑わせる研究をした方がいい。他のことをしているヒマがあったら、自分の人を笑わせる能力を、どんな形で活かすのかを考えた方がいい。
AIもロボットも、事務作業をなくし、世の中がネットでつながり、自動運転で人も物も運ぶかもしれませんが、人を笑わせることができるほどのコミュニケーション能力を備えるのは、相当先の未来です。
今がまだチャンス!