これから必要になるジョブスキル:選択肢を増やし、複数のスキルを持つ
教師・看護師は安泰、よく言われてきました。それも一理あると思います。
僕は母が看護師で、待遇的にもかなり恵まれているようでした。もう15年ほど付き合いのある地元の友人は、高校教師をしており、これもやはり待遇的には恵まれているようです。
AIの時代になり、多くの職が失われると言われていますが、それでも看護師と教師という仕事が強いのは間違いないでしょう。
コミュニケーション能力☓スキル
この2つの仕事に共通しているのは、組織内コミュニケーション、対顧客コミュニケーション、そして、専門性がある仕事だということ。
組織内だと、看護師なら、先生や患者さん。教師なら、学校内の同僚の教師や、教頭、校長など。働く上では、どうしても組織内の人たちとうまくやっていく必要ある場面が多くなり、コミュニケーションを上手にとることができれば、仕事もスムーズにいくはずです。
それになんといっても、これらの仕事には、顧客がいます。看護師なら患者さん、教師なら生徒です。サービスを提供する相手なので、この上なく丁寧に扱わなくてはいけません。
それらのコミュニケーションをとる相手の基盤がある上に、専門性が発揮されます。看護師さんなら体の構造について熟知したり、医療器具の使い方がよくわかっていなくてはいけません。教師なら、自分の専門教科についての深い知識が必要です。
そう考えると、さすが安定職とも言える看護師と教師。周囲の人とのコミュニケーション能力、専門スキルという複数の能力が必要になってるんですね。
東洋経済の中で坂東眞理子さんが、選択肢を増やしてほしいと記事の中で言われてました。
資格を取るのもいい。しかし、それ一本だけで安泰ではない、ということ。資格を持ちながら、企業や組織でできるだけ長く働く道もあるということ。広い教養と行動力が求められる時代だということ。